現在、クラウドエンジニアとして働かれている方は、独立するタイミングを伺っている方が多いと思います。
最近では、フリーエンジニア専門エージェントが保有するクラウドエンジニア案件も増加してきており、独立するチャンスはかなり広がってきていると感じます。
この記事では、フリーランスのクラウドエンジニアになるために必要な準備や仕事内容、案件を獲得する方法について解説します。
クラウドエンジニアのフリーランス案件をお探しの方は、レバテックフリーランス・ITプロパートナーズの活用がおすすめ。
週3日〜5日常駐でがっつり稼げる案件や、リモートワークOK・週2〜3日の参画でOKな副業案件が豊富。実際の利用者の口コミや評判も良好です。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
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レバテックフリーランス![]() |
案件数・利用者数・知名度とも業界No1のフリーエンジニア専門エージェント。 週3〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は862万円と業界最高水準。 |
ITプロパートナーズ![]() |
週2〜3日の参画でOK、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件が多い点もおすすめ。 |
フリーランスクラウドエンジニアの仕事内容

働きやすさ | 常駐案件がメイン |
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平均単価 | 65万円/月(エージェント利用者) |
必須スキル・経験 | サーバ・ネットワークに関する設計・構築スキル / 最新ミドルウェアやツールに関する知識・経験 |
案件獲得方法 | フリーエンジニア専門エージェント |
ポイント | AWSエンジニアに多くの仕事が集まっている |
クラウドエンジニアとは、クラウドサービスを利用したシステムの設計や構築、保守を担当するエンジニアを指します。ポジションとしてはインフラエンジニアに近く、クラウド環境上でサーバーの導入やメンテナンスを行います。
特にAWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスの需要が高まっており、オンプレミスからクラウドへの移行作業を行う案件が増加しています。
2022年に行われたCanalysの調査によると、企業が利用するクラウドサービスの1位はAWSで、市場の31%を占めています。2位がMicrosoft Azureで24%、3位がGoogle Cloudで8%です。
フリーランス案件においても、AWSの案件が圧倒的に多く、クラウドエンジニアの中でもAWSエンジニアに多くの仕事が集まっている状況です。
フリーランスクラウドエンジニアの単価・年収相場

フリーエンジニア専用エージェントである『レバテックフリーランス』で公開されているクラウドエンジニアの平均月額単価は76万円で、最高単価は165万円、最低単価は15万円です。
クラウドエンジニアのフリーランス案件は常駐案件が多く、週5日常駐で月収90万円をこえる高単価案件が豊富に見つかりました。
案件の内容としては、インフラ設計・クラウド環境の構築・オンプレミスからクラウドへの移行などです。これらの案件は工数がかかるので、必然的に長期案件となってきます。また、クラウド環境の運用・保守の仕事が加わるとさらに長期になります。
すべての案件に共通することですが、経験年数や資格の有無(AWS認定資格、Microsoft Azure認定試験、Google Cloud認定資格など)で報酬は大きく変化します。
言語 | 平均年収 | 特徴 |
PHP | 720万円 | Webシステム開発の現場でよく使用される言語 |
SQL | 780万円 | システム開発やデータ分析に関する案件が豊富 |
JavaScript |
800万円 | フロントエンド開発の現場で人気の言語 |
C# | 828万円 | ソフトウェア開発の案件が豊富で常駐案件が多い |
Unity | 840万円 | ネイティブアプリのゲーム開発案件が豊富 |
Java | 852万円 | 規模が大きいシステム開発やAndroidアプリの開発案件が豊富 |
Swift | 900万円 | Apple製品向けのプログラミング言語 |
Python | 924万円 | 統計処理やデータ分析、人工知能の開発現場で人気の言語 |
SAP | 950万円 | 独自言語のABAPを使用してSAPシステムの開発・導入支援を行う |
Go |
960万円 | Webアプリ開発やシステム開発、PaaS開発、AI開発など様々な現場で需要がある |
Ruby | 960万円 | Webシステム開発やサイト制作案件が豊富 |
クラウドエンジニアの案件数・求人動向

フリーエンジニア専用エージェントである『レバテックフリーランス』でクラウドエンジニア向けの案件を検索すると約7,200件、『ITプロパートナーズ』では約1,300件ほど見つかりました。
前述の通り、クラウドエンジニアのフリーランス案件は常駐案件が多く、リモート案件の割合が少ないです。
クラウドエンジニアは、企業の重要な情報資産に関わることが多く、セキュリティの観点から常駐型が採用されています。
企業のクラウド移行が進んでいるので、今後リモート案件が増える可能性もありますが、多言語のフリーランス案件と比べるとその割合は低いでしょう。
クラウドエンジニアが案件を獲得する方法

フリーランスのクラウドエンジニアが案件を獲得するためには、フリーエンジニア専門エージェントに登録することが最も効率的です。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力で企業に営業しているというデータがあるので、息の長いフリーランスになるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
週3〜5日常駐でがっつり稼ぎたい方は『レバテックフリーランス』、リモートワーク可能で週2〜3日から参画できる柔軟な案件をお探しの方は『ITプロパートナーズ
』がおすすめ。空いたリソースに応じて、併用しながら活用することをおすすめします。
レバテックフリーランス | 週3〜5日稼働の常駐案件がメイン

運営会社 | レバテック株式会社 |
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サポート内容 | 税理士紹介 / 確定申告セミナー / ヘルスケア |
案件数 | 約15,000件 |
支払いサイト | 15日(月末締め翌月15日支払い) |
手数料 | 非公開 |
対象エリア | 東京 / 神奈川 / 埼玉 / 千葉 / 大阪 / 兵庫 / 京都 / 愛知 / 福岡 |
『レバテックフリーランス』は、東京では頭一つ抜けた存在のエージェントで、最近では大阪、名古屋、福岡にも拠点が増え案件数も増加しています。フリーエンジニア向けのエージェントとしては、間違いなく知名度も人気も業界No1です。
フリーランスのクラウドエンジニア向けの案件は、2023年3月時点で約7,200件掲載されています。
辻本
・フリーエンジニア専門エージェントとして知名度No1
・エンド直請け高単価案件、非公開案件を多数保有
・ユーザーの平均年収は862万円
・駆け出しフリーランスへのサポートが手厚い
ITプロパートナーズ | 週2〜3日稼働のリモート案件がメイン

運営会社 | 株式会社Hajimari |
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福利厚生 | 確定申告サポート / 賠償責任保証など |
取引企業数 | 約3,000社(約7割がリモート案件) |
支払いサイト | 20日 |
手数料 | 非公開 |
対象エリア | 東京 / 神奈川 / 埼玉 / 千葉 |
前述のレバテックフリーランスは週5常駐案件がメインですが、『ITプロパートナーズ』は週2、3日から参画できる案件数が業界でもトップクラスで、さらにリモートや時間がフレキシブルな案件を数多く取り揃えています。
ITプロパートナーズのマイページにログインして、フリーワードで「クラウドエンジニア」と検索すると、約1,300件の案件がヒットしました。単価としては、40万円〜90万円/月のレンジの案件が多いです。
週2〜3日稼働の案件やリモートワークできる案件は、どうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価案件が多いです。
辻本
・リモートワーク可能な案件数が業界最多
・週2〜3日の稼働でOKな案件数も豊富
・エンド直の案件がメインなので高単価
・スタートアップやベンチャー企業の求人が豊富
辻本
フリーランスエージェント6選
エージェント名 | エージェントの特徴 |
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【第1位】 レバテックフリーランス ![]() |
利用者数・知名度とも業界No1のフリーランス専門エージェント。 週3〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は862万円と業界最高水準 |
【第2位】 ITプロパートナーズ ![]() |
週2〜3日の参画でOK、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件も豊富 |
【第3位】 Midworks ![]() |
給与保障や必要経費(勉強代や交通費)の支援など、正社員並みの福利厚生が魅力のフリーランス専門エージェント |
テクフリ |
3人に1人が収入120%UPを実現。中間マージン10%案件あり |
ギークスジョブ![]() |
エンド直請けの高単価案件が豊富。稼働しているエンジニアの85%が年収840万円以上 |
Pe-BANK![]() |
保有案件数は常時50,000件以上。北は北海道から南は鹿児島まで28都道府県の案件を保有 |
フリーランスのクラウドエンジニアを目指す方法

実務経験がない状態から、フリーランスのクラウドエンジニアとして独立を目指すのはほぼ不可能です。
なぜなら、クラウドエンジニアのフリーランス案件に参画する際は、必須条件として「実務経験3年以上」のような開発経験を問われるからです。フリーランスは即戦力として現場に期待されるので、「未経験募集」の求人はほとんどありません。
なので、未経験からクラウドエンジニアとして独立を目指すのであれば、まずは「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、3年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。
クラウドエンジニアとして「未経験募集」の正社員求人をお探しの方は、IT業界やエンジニア求人に特化している『ギークリー』がおすすめです。IT転職エージェントとしては国内最大規模の求人数と実績を誇っており、ユーザーからの評判も高いです。
クラウドエンジニアの将来性

総務省が発表した令和2年版情報通信白書によると、2015年においてクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は44.6%でしたが、2019年時点では64.7%と20ポイント以上も増加しています。
また、最近では総務省から5Gを活用したIoT技術導入とクラウド活用が推進されており、今後もクラウドサービスを利用したサービスやシステムが増加することが予想されます。
近年の傾向を踏まえれば、クラウドエンジニアの求人需要は引き続き高い状態が続き、将来性も期待できます。
また、AWS認定資格、Microsoft Azure認定試験、Google Cloud認定資格などの認定資格を取得しておくことで、クラウドエンジニアとしてさらに市場価値を高めることができます。
最後に

フリーランスで働くクラウドエンジニアの仕事内容や求人動向、案件を獲得する方法について解説しました。
クラウドエンジニアとしての実務経験があれば、正社員で働くよりも高確率で年収が上がり、かつ柔軟な働き方を実現できるので、ぜひフリーランスという働き方にトライしてみてください。
フリーランス専門エージェントを利用すれば、営業経験がない方でも安定した働き方を実現できます。