この記事を読んでわかること
フリーランスがローンの審査を有利に進める方法
フリーランスはローンが組めないと思っていませんか?「独立したいけど、住宅ローンを組んでマイホームを買いたいし諦めるか・・」となってしまう方が多いようです。
そこでこの記事では、現役フリーランスである私の経験をもとに、フリーランスが社会的信用力を高めて、ローンの審査を有利に進める方法について解説します。
フリーランスがローンの審査に通りにくい理由
フリーランスは、会社員と比較すると収入が安定していないので、新規のクレジットカードやローンの審査に通りにくい傾向があります。
辻本
とはいえ、実際にフリーランスの方でも住宅ローンを借りて、立派な一軒家に住んでいる方もいます。大切なポイントは、フリーランスという雇用形態ではなく、所得額や社会的信用力です。
ここでいう社会的信用とは、「クレジットカードで延滞がないか」「年収の3割以上の借り入れをしていないか」といった点を指します。ローンを組む時、審査担当者は「きちんと月々の返済を行ってくれる人かどうか」を最重視しています。
辻本
フリーランスがローン審査を有利に進める方法

フリーランスがローン審査を有利に進める方法は以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
所得を増やす
住宅ローンを組む際は、通常過去3年分の確定申告書の写しが必要になります。これが所得を証明するものであり、審査の土台になります。
辻本
そのようなことにならないためにも、日頃から申告に透明性を持たせておくことが重要です。
ネガティブな実績を作らない
これはフリーランスに限った話ではないですが、クレジットカードや他の借金等の支払いが遅延していたり未払いのままだと、十分な所得があっても審査に通りません。
同様に、課された税金もしっかりと納めることが大切です。年金や所得税といった税金が未納の場合、ネガティブな評価に繋がるのでしっかり支払いましょう。
法人化で信用を高める
フリーランスは、法人化することで社会的信用力をある程度高めることができます。法人というのは国や自治体に認められなければ設立できません。
そのため、会社員の信用を会社が担保してくれているように、法人の信用は国や自治体が担保してくれるという見方ができます。もちろん、フリーランスと同様、財務情報は重要な審査項目になるため、しっかりと利益を出しておく必要があります。

ローンが必要なタイミング
住宅や車など、一括では支払えない高額な買い物をするときに役に立つのがローンです。銀行からお金を借りて、毎月利息を乗せて定額返済していくシステムです。
それでは、順に見ていきましょう。
住宅ローン
住宅ローンを組むためには、その人の年収、年齢、勤務先、家族構成、他の借金の状況などを調査されます。なお、基本的には購入した住宅を担保としているため、返済ができなくなると住宅を差し押さえられるので注意が必要です。
住宅ローンは金利や返済方法、担保条件などが異なるため、複数の金融機関から提案を受けて、一番適切なものを選択することが大切です

カーローン
車の購入・修理・車検に使えるローンを、自動車ローンまたはカーローンと言います。新車だけではなく、中古車やバイクにも利用できます。
ローンの組み方や条件も異なるため、複数の金融機関からカードローンや住宅ローンなどの提案を受けて、一番適切なものを選択することが大切です。
自動車は住宅と違い、学生や新社会人でも購入する機会があります。その場合は、親に保証人になってもらうことで信用度を上げることができます。
ビジネスローン
ビジネスローンはその名の通り、個人ではなく事業のためのローンです。事業の資金繰りが悪くなった時、カードローンなどを使いたくなるかもしれません。
フリーランスがビジネスローンを組む際は、まず自分の事業プランや事業計画書を作成しておくことが重要です。また、ビジネスローンは利用目的や期間、返済方法などが異なるため、複数の金融機関から提案を受けて、一番適切なものを選択することが大切です。