M&Aマッチングサイトは、仲介業者を挟まず直接買い手・売り手側にコンタクトを取ることができるので、仲介コミュニケーションのタイムロスがなく、会いたい企業にすぐ会うことができます。
一方で「多くのM&Aマッチングサイトの中から、どのような基準でサイトを選んだらよいか分からない」と悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、M&Aマッチングサイトを利用するメリット・デメリットも交えて、おすすめのM&Aマッチングサイトを厳選して10サイトご紹介します。
2023年5月時点で、当サイトが特におすすめするM&AマッチングサイトはM&Aクラウド・TRANBIの2社。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
---|---|
【第1位】 『M&Aクラウド ![]() |
企業を買収したい買い手側が情報を掲載し、売り手側が交渉を持ちかけるシステムを採用。仲介業者を挟まないので面談までスピーディー。 |
【第2位】 『TRANBI』 |
M&A・事業継承プラットフォームとして国内最大規模の会員数と案件数を誇るM&Aマッチングサイト。国内外2,000件以上のM&A案件を閲覧できる。 |
- M&Aマッチングサイトおすすめ10選 【2023年5月最新】
- M&Aクラウド | IT上場企業の20%以上が買い手として掲載中
- TRANBI(トランビ) | 会員数12万名以上・業界最大級M&A・事業承継プラットフォーム
- Batonz(バトンズ) | 平均3ヵ月でのスピード成約を実現
- M&Aサクシード | 全国8,000社を超える買い手企業が登録
- スピードM&A | 1円〜50億円まで幅広い売却案件に対応
- ラッコM&A | サイト売買成約数No1のM&Aマッチングサービス
- TownlifeM&A | アフィリエイトサイトの売買に特化
- 事業承継総合センター | 数十社のM&A仲介会社の比較が可能
- fundbook(ファンドブック) | 経験豊富なアドバイザーがM&A戦略をサポート
- Willgate M&A | Web/ITに強いと思うM&A仲介会社No.1
- M&Aマッチングサイトとは?
- M&Aマッチングサイトを活用するメリット
- M&Aマッチングサイトを活用するデメリット
- まとめ
M&Aマッチングサイトおすすめ10選 【2023年5月最新】

この章では、おすすめのM&Aマッチングサイトを厳選して10社ご紹介します。
- M&Aクラウド | IT上場企業の20%以上が買い手として掲載中
- TRANBI(トランビ) | 会員数12万名以上・業界最大級M&A・事業承継プラットフォーム
- Batonz(バトンズ) | 平均3ヵ月でのスピード成約を実現
- M&Aサクシード | 全国8,000社を超える買い手企業が登録
- スピードM&A | 1円〜50億円まで幅広い売却案件に対応
- ラッコM&A | サイト売買成約数No1のM&Aマッチングサービス
- TownlifeM&A | アフィリエイトサイトの売買に特化
- 事業承継総合センター | 数十社のM&A仲介会社の比較が可能
- fundbook(ファンドブック) | 経験豊富なアドバイザーがM&A戦略をサポート
- Willgate M&A | Web/ITに強いと思うM&A仲介会社No.1
それでは、順に見ていきましょう。
M&Aクラウド | IT上場企業の20%以上が買い手として掲載中

『M&Aクラウド』は、会社の売却を希望する企業と、買収を希望する企業が直接コミュニケーションを取り、仲介会社などを介さずM&Aを実行できるマッチングサービスです。
一般的なM&Aマッチングサイトでは、売り手側が情報を公開し、それを見た買い手側が交渉を打診するのがセオリーです。
それに対し、M&Aクラウドでは企業を買収したい買い手側が情報を掲載し、売り手側が交渉を持ちかけるシステムを採用しています。
辻本
・買い手側企業の情報が網羅されている
・仲介業者を挟まないので面談までスピーディー
・売り手側の利用料は無料
\希望の買い手に会える率84%/

TRANBI(トランビ) | 会員数12万名以上・業界最大級M&A・事業承継プラットフォーム

『TRANBI』は、M&A・事業継承プラットフォームとして国内最大規模の会員数と案件数を誇るM&Aマッチングサイトです。
2021年に行なわれた「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング」では、「サイトの安定性・セキュリティ」「情報の充実度・信頼感」でカテゴリ1位を獲得し、総合でも1位を獲得しています。
売り手はサービス利用料が無料であり、譲渡価格100万という小規模M&Aにも対応しています。一方で、買い手は売却価格に応じてベーシック、ビジネス、エンタープライズの3つのプランから選択して月額料金を支払います。成約手数料はいずれも無料です。
・国内外2,000件以上のM&A案件を閲覧できる
・案件掲載は匿名で、平均11社の買い手が10日以内に見つかる
・経験豊富なM&A専門家を無料で紹介してもらえる
・「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」で総合1位の実績
・フリーランスから上場企業まで幅広い利用者層
\買い手・売り手登録無料/

Batonz(バトンズ) | 平均3ヵ月でのスピード成約を実現

『バトンズ』は、創業30年以上の歴史がある日本M&Aセンターグループが運営するM&Aマッチングサイトで、国内最大級の成約実績を誇ります。
売り手はサービス利用料無料で、買い手も成約するまで中途報酬は発生しません。成功報酬は2%(最低報酬額は27,5万円)で、業界最安水準の手数料率です。
平均3ヵ月・最短1カ月という短期間で成約している実績があり、スピード重視でM&Aを検討している事業者におすすめです。
・成約時の手数料は売り手無料、買い手2%
・M&A仲介会社のノウハウやネットワークを利用できる
・平均3ヵ月のスピード成約を実現
\無料で会員登録する/
M&Aサクシード | 全国8,000社を超える買い手企業が登録

『M&Aサクシード』は、完全審査制の法人向けM&Aマッチングサイトであり、以前はビズリーチ・サクシードというサービス名で運営されていました。
全国8,000社を超える買い手企業が登録しており、業種は飲食、宿泊、美容、薬局、物流、IT、製造と非常に幅広いです。
売り手企業は案件を掲載するだけで、買い手企業から直接オファーが届きます。複数社からオファーが届くことが多く、直接連絡をとりながら最適な買い手候補を選択できます。
・全国8,000社を超える買い手企業が登録
・複数の買い手企業から直接オファーが届く
・専門知識を持つM&Aサクシードコンシェルジュが伴走
\無料で会員登録する/
スピードM&A | 1円〜50億円まで幅広い売却案件に対応

『スピードM&A』は、スピード重視でM&Aを行ないたい企業に最適なM&Aマッチングサイトです。平均3カ月以内でのスピード成約を実現しています。
1円から数十億円まで幅広い規模の案件を掲載できるので、個人・法人問わず様々なユーザーが利用しています。売り手は成約しても完全無料で利用できます。
買い手は譲渡額に応じて手数料が決まりますが、最低手数料は22万円(税込)と相場よりかなりリーズナブルです。
ユーザー同士のやりとりはプライベートチャットで行い、秘密保持契約の締結機能、ファイルの添付機能が完備されています。
・1円〜50億円まであらゆる売却価格に対応
・平均3カ月以内でのスピード成約
・買い手の最低手数料が20万円と業界最安水準
\無料で会員登録する/
ラッコM&A | サイト売買成約数No1のM&Aマッチングサービス

『ラッコM&A』は、2021年〜2022年サイト売買成約数No1のM&Aマッチングサービスです。
WebメディアやECサイトはもちろんのこと、YouTubeチャンネルやSNSアカウントなど様々なオンラインメディアを売買できます。ラッコM&Aでは売主で83%、買主で59%が個人ユーザーです。
GoogleAnalytics連携を使ったアクセスデータの自動取得、契約書の自動生成、電子契約自動連携、エスクロー自動着金確認など、可能な限りシステム化しており、個人でも安心してご利用いただけます。
・売却手数料無料
・2021年〜2022年サイト売買成約数No1
・年間成約数750件以上
・リーガルサポートが充実している
\無料で会員登録する/
TownlifeM&A | アフィリエイトサイトの売買に特化

『TownlifeM&A』を運営するタウンライフ株式会社では、EC事業やアフィリエイト事業などを手掛けており、8,000件以上のアフィリエイトサイト登録実績があります。
2021年にスタートした比較的後発のM&Aマッチングサイトですが、アフィリエイトサイトの売買に特化しており、利用者数は右肩上がりに増加しています。
・マッチングサイト利用のみなら登録から売却成約まで完全無料
・アフィリエイトサイトの売買に特化
・リアルタイムでサイト査定できる
\無料で会員登録する/
事業承継総合センター | 数十社のM&A仲介会社の比較が可能

『事業承継総合センター』は、株式会社リクルートが運営するM&Aマッチングサイトです。サイト名からも分かるように、特に事業承継のサポートに力を入れています。
M&Aでは、経験のない売主が不利な状況に置かれることがあります。一部では「着手金を支払ったのに、買手を紹介されない」「強引にM&Aさせられた」といったトラブルも。
事業承継総合センターではこのようなトラブルを解消するため、品質基準を満たすM&A仲介会社と連携し、安心して事業承継を進められるよう徹底的に伴走してくれます。
・無料で成約まで徹底伴走
・数十社のM&A仲介会社の比較が可能
・業界最低水準の料金体系
\無料でプロに相談する/
fundbook(ファンドブック) | 経験豊富なアドバイザーがM&A戦略をサポート

『fundbook』は、M&A仲介会社が運営するM&Aマッチングサイトです。
売り手企業のヒアリングから企業概要書の作成、譲渡価格の算出までアドバイザーが無料でサポートしてくれます。
買い手企業は約1万社が登録しているため、成約までの時間やコストが大幅に短縮できる点も魅力です。
・アドバイザーがサポートしてくれるハイブリッドM&Aマッチングサイト
・経験豊富なアドバイザーがM&A戦略をサポート
・買い手企業は約1万社
\無料でプロに相談する/
Willgate M&A | Web/ITに強いと思うM&A仲介会社No.1

『Willgate M&A』は、IT分野に強いM&Aマッチングサービスです。運営会社である株式会社ウィルゲートはSEO業界では有名な企業であり、本業のコネクションを生かした素早いマッチングが強みです。
2022年にサービスを開始した比較的後発のM&Aマッチングサービスですが、すでに10億円以上の成約実績を誇ります。
IT分野に強いWillgate M&Aですが、そのコネクションは他分野のM&Aにも活かされており、飲食や医療、介護、不動産、金融など、様々な業界で実績を重ねています。
・Web/ITに強いと思うM&A仲介会社No.1
・完全成功報酬(着手金無料)
・9,100社以上の経営者ネットワークを活用し素早いマッチング
\無料でプロに相談する/
M&Aマッチングサイトとは?
M&Aマッチングサイトとは、会社の売却を希望する企業と、買収を希望する企業が直接コミュニケーションを取り、仲介会社などを介さずM&Aを実行できるマッチングサービスです。
一般的なM&Aマッチングサイトでは、売り手側が情報を公開し、それを見た買い手側が交渉を打診するのがセオリーです。
逆に、『M&Aクラウド』のような企業を買収したい買い手側が情報を掲載し、売り手側が交渉を持ちかけるシステムを採用しているM&Aマッチングサイトもあります。
基本的に、売り手側には一切利用料がかからず、買い手側が買収金額の約2%〜3%程度の手数料を支払うシステムとなっています。
M&Aマッチングサイトを活用するメリット

M&Aマッチングサイトを活用するメリットは以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
仲介会社を利用するよりコストが抑えられる
M&Aマッチングサイトは、一般的な仲介会社を利用するよりコストを抑えられます。
売買する相手を自分で探したり、直接連絡を取り合って交渉するので、その分仲介会社の手間が省けるからです。
料金体系も、売り手は完全無料、買い手はM&Aが成功するまで料金不要であるケースが多く、成約手数料も2%〜と良心的です。
多くの案件の中から取捨選択できる
M&Aマッチングサイトでは、多くの買い手企業が自由に案件を閲覧できるので、売り手企業は効率的にアプローチできます。
逆に、売り手企業からしても、多くの買い手希望者から条件の良い買い手企業を取捨選択できます。
実際に、2,000件以上の売却希望案件を掲載していたり、平均で10社以上の買い手希望者が見つかるM&Aマッチングサイトも存在します。
スピーディーに成約まで進められる
M&Aマッチングサイトは、売り手と買い手が直接連絡を取り合うので、成約までの期間が短い傾向があります。成約まで1ヶ月という事例も珍しくないです。
また、M&A仲介会社がM&Aマッチングサイト運営しているケースもあり、成約のためのノウハウやネットワークを利用して成約スピードを上げているケースもあります。
M&Aマッチングサイトを活用するデメリット

情報流出リスクがある
M&Aマッチングサイトで掲載されている案件は、会員なら誰でも売買情報を閲覧できます。
売り手は企業名を記載しない形で案件を掲載しますが、競合他社であれば少ない情報でも会社を特定できますよね。
また、自社の取引先や従業員にM&Aを計画していることがバレれば、反発を受けたり、労働意欲が低下する可能性があります。
サービス内容にばらつきがある
M&AマッチングサイトはM&Aアドバイザーを介さずに売買相手を探せる便利なサービスですが、専門家によるサポートを受けられません。
もし、「企業価値を高める方法を知りたい」「デューデリジェンス(DD)の際に評価される組織を作りたい」「売却の前後で発生するリスクを知りたい」などのニーズがある方は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
また、M&Aが成約する際は、契約書の締結など、弁護士のサポートが必要になるケースがありますが、弁護士・公認会計士・税理士など専門家によるサポートはオプションであるケースが多いです。
まとめ

以上、おすすめのM&Aマッチングサイトを厳選して10社ご紹介しました。最後までご覧いただきありがとうございました。
以下の表に、おすすめのM&Aマッチングサイトを再掲してますので、複数の業者の中から比較検討されたい方はぜひチェックしてみてください。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
---|---|
M&Aクラウド![]() |
企業を買収したい買い手側が情報を掲載し、売り手側が交渉を持ちかけるシステムを採用。 |
TRANBI | M&A・事業継承プラットフォームとして国内最大規模の会員数と案件数を誇るM&Aマッチングサイト。 |
バトンズ | 平均3ヵ月のスピード成約を実現。成約時の手数料は売り手無料、買い手2%。 |
ラッコM&A | 2021年〜2022年サイト売買成約数No1。年間成約数750件以上。 |
事業承継総合センター | 数十社のM&A仲介会社の比較が可能。事業承継のサポートに力を入れている。 |
fundbook | アドバイザーがサポートしてくれるハイブリッドM&Aマッチングサイト。経験豊富なアドバイザーがM&A戦略をサポート。 |
M&Aサクシード | 全国8,000社を超える買い手企業が登録。業種は飲食、宿泊、美容、薬局、物流、IT、製造と非常に幅広い。 |
TownlifeM&A |
アフィリエイトサイトの売買に特化。リアルタイムでサイト査定できる。 |
スピードM&A | 平均3カ月以内でのスピード成約。1円〜50億円まであらゆる売却価格に対応。 |
Willgate M&A | Web/ITに強いと思うM&A仲介会社No.1。9,100社以上の経営者ネットワークを活用し素早いマッチング。 |