次の仕事が決まってから退職するのが一般的ですが、どうしてもすぐに今の会社を辞めたい場合、次の仕事が決まってないのに辞めるのはアリなのでしょうか?
この記事では、次の仕事を決めずに退職した際のメリットやデメリット、退職する前にやるべきことをまとめてご紹介します。
なぜ仕事を辞めたいのか整理する
仕事を辞めたい理由を書き出す
まずは自分の気持ちを整理するために、仕事を辞めたいと感じる理由を全て紙に書き出してみましょう。「人間関係」「仕事内容」「給与」の3つに分けて書き出すと整理しやすいかと思います。
・上司が怖くて萎縮してしまう
・嫌いな同僚がいる
・飲み会が多くて気疲れする
・残業が多く休みも不定期
・成績が悪くていつも怒られている
・成果を出しているのに給料が上がらない
このように、できるだけ細かくたくさん書き出すことで、仕事を辞めたい理由が見えてくるでしょう。
辞めたい理由の優先順位をつける
次に、先ほど書き出した辞めたい理由を「どうしても我慢できない」順に並べてみましょう。本当に辞めたい理由がより鮮明に見えてきます。
おそらく、自分が変われば解決するものより、「会社や上司、同僚が変わらなければ解決しないもの」の優先順位が高くなるかと思います。
できるだけ主観が入らないよう、仲の良い同僚と相談しながら客観的に並べることをおすすめします。
仕事を辞めるべきか判断する基準
自分が原因か相手が原因か
前述の辞めたい理由の順位付けが終われば、次にその原因が自分なのか相手(会社)なのかを判断しましょう。もし、辞めたい理由の原因が会社にあれば、退職を検討するのが最善です。
例えば、
・休日出勤や長時間残業を強いられている
・パワハラがやセクハラが横行している
・成果を出しても給料が上がらない
など、このような職場であればすぐに辞めた方が良いでしょう。勤め続けることで心身共に大きなダメージを受ける可能性があります。
辻本
体調を崩しているかどうか
体調を崩しているかどうかは、仕事をやめるべきかどうかを判断する上で最も重要な判断基準です。ストレスが重なりうつになってしまうと、職場への復帰も簡単ではないので、体調の異変に気付いたらすぐに退職を検討しましょう。
とくに、以下のような症状が当てはまれば要注意です。
・疲れているのに眠れない
・出勤前に吐き気がする
・休んでも疲れがとれない
・やる気がおきない
・いつも気分が落ち込んでいる
・食欲がない、過食してしまう
ただし、何となく心療内科を受診するのは控えた方がいいです。うつ病と診断された場合、転職活動に影響がでることもあるからです。まずは自分の身体と心の異変を敏感に察知し、早い段階でしっかりと休養をとりましょう。
次の仕事を決めずに退職するメリット
次の仕事を決めずに退職するメリットは以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
自己分析や情報収集に集中できる
転職活動中は、求人情報の収集から企業研究、自己分析、応募書類作成など、やらなければならないことがたくさんあります。会社で働きながら転職活動を行うと、どうしても自己分析や情報収集が疎かになってしまい、転職先でも同じようなことが原因で退職してしまう可能性があります。
仕事を続けながら満足のいく転職活動を行うのは大変ですが、仕事を辞めてからなら思う存分取り組むことができます。
辻本
面接・入社日の融通がきく
会社で働きながら転職活動を行うと、どうしても有給をとったり、早めに退社したりなどして面接の日程を調整する必要があります。会社に内緒で転職活動を行うのは、時間的にも精神的にもしんどいですよね。
辻本
また、内定をもらった後、在職中であればそこから退職交渉や業務引き継ぎにより入社まで最低1ヶ月以上かかります。一方で、退職後なら即日入社もできるので「人手不足ですぐに入社してほしい」という企業の選考では有利にはたらく可能性があります。
新しいスキルの習得に専念できる
退職後は、転職活動を有利に進めるために資格を取得したり、スクールに通って新しいスキルを習得するための時間を確保できます。
辻本
最近では、Webに関する求人数がかなり増えてきているので、プログラミングやWebデザイン、動画編集のスキルを身につけておくことをおすすめします。これらのスキルを身につけておけばフリーランスとしても独立しやすいです。
次の仕事を決めずに退職するデメリット
社会保険の移行手続きが面倒
退職してから次の会社で働き始めるまでの離職期間が長くなる場合、健康保険・国民年金への切り替え手続きが必要になります。
会社員であれば、勤め先の健康保険や厚生年金に手続きなしで加入できますが、離職期間が長くなるとそれぞれの加入資格がなくなってしまいます。
辻本
経済的に厳しくなる
離職期間が長引くと、経済的にも精神的にも苦しくなってきます。自己都合退職の場合、失業保険を受け取るには2ヶ月間の給付制限があり、その間の収入はゼロとなります。
貯金残高を気にしながら転職活動を行うのは精神的にも苦しいですよね。おそらく、離職期間中の1ヶ月の生活費は、
家賃 5万円
食費 3万円
年金 1.5万円
健康保険 1.5万円
水道光熱費 1万円
携帯 0.5万円
くらいで、トータル約13万円くらいになると思います。なので最低でも50万円ほどの貯金がある状態で退職を検討されることをおすすめします。
限界を感じた時は退職代行を利用しよう
社内の人間関係がかなりこじれてしまい、引継ぎや退職の挨拶はおろか退職の意思を直接伝えられない方も多いかと思います。
そのような状況の方は、退職代行サービスを利用することをおすすめします。退職代行サービスとは、サラリーマンが会社を退職したいと考えた際に、本人に代わって退職の手続きを行ってくれるサービスです。
早ければ即日苦手な上司との接触を断つことも可能で、職場の人間ともう会わないで済むというのがユーザーにとって最も大きなメリットです。
おすすめの退職代行サービス
退職代行exit
『退職代行exit』は、スピード退職を売りにしている退職代行サービスで、退職に必要な会社との手続きを依頼人の代わって全て仲介してくれます。
上司への退職の申し出や、面倒な手続きをすべて退職代行exitが代行してくれるので、退職代行exitへの連絡一つで簡単に退職できます。
また、退職代行サービスでは珍しい退職後の転職支援サービスも無償で行っています。大手人材紹介会社ワークポートと提携しているため、退職した後のキャリアプランも安心です。さらに、ワークポートを経由して転職すると退職代行費用が無料になる特典が付いています。
弁護士法人みやび
『弁護士法人みやび』は、大手弁護士事務所が経営する退職代行サービスです。大手の事務所が経営しており、非常に信頼性の高いサービスといえます。
通常の退職代行サービスでは行えない、退職時の条件交渉や請求、さらにはもしもの時の裁判の備えまでできているので安心感があります。
弁護士によるサポートが充実していることから、価格は相場より少し高いので、有給消化についてどうしても交渉したいなど自分の条件に合わせて依頼を検討しましょう。
最後に
以上、次の仕事が決まっていないのに辞めた場合のメリット・デメリットについてご紹介しました。この記事をご覧の方は、以下の記事もオススメです。
以下の表に、主要な退職代行サービスをまとめてみましたので、代行サービス選びで悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい!
名称 | 詳細 | オススメ度 |
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退職代行ニコイチ | 評判を見る | |
退職代行SARABA | 評判をみる | |
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退職代行ガーディアン | 評判を見る | |
退職コンシェルジュ | 評判を見る | |
退職代行NEXT | 評判を見る | |
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