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ノマドワーカーとは?人気の職種を現役フリーランスが徹底解説

ノマド家代表
辻本
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IT・Web系フリーランスの独立を支援するシェアハウス『ノマド家』を運営している代表の辻本です。

当サイトでは、フリーランスの独立支援を生業とする私の目線で、フリーランスに役立つ情報を厳選してご紹介します。

時間や場所に囚われず自由に働くことができる、ノマドワーカーに憧れを抱いている方は多いのではないでしょうか?自分もこのノマド的な働き方に憧れてフリーランスになった内の一人です。

そこでこの記事では、現役のノマドワーカーである私が、ノマドワーカーとして働くメリットやデメリット、ノマドワーカーに向いている職種について解説していきます!

当サイトが提供する掲載情報について

「ノマド家」は、複数の企業とアフィリエイトプログラムを提携し情報提供を行っております。
当サイトを経由してサービスの申込みがあった場合、掲載企業から報酬を受け取ることがありますが、コンテンツ内容やサービスの評価に一切関与していません。

ノマドワーカーってどんな働き方?

ノマドの語源はフランス語で、遊牧民放浪者を意味する言葉です。最近では本来の意味から派生し、時間や場所にとらわれずに働く人、もしくはそういった働き方を意味する言葉として使われるようになりました。

また、上記のように働く人をノマドワーカーと言ったり、ノマドするのように動詞として使われることもあります。

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例えば、会社員であっても、出勤が義務づけられておらず近くのカフェで仕事をしている人はノマドワーカーといえます。一方で、フリーランスであっても会社に常駐することが義務付けられている人はノマドワーカーとはいえません。

ノマドとフリーランスはよく混同されますが、フリーランスでも会社に常駐する人もいるため、「ノマド」=「フリーランス」とは必ずしもいえません。

繰り返しになりますが、ノマドは、フリーランスや会社員に関わらず、働く場所や時間が自由な人・働き方を指しています。

ノマドワーカーとして働くメリット

働く時間が自由

ノマドワーカーは、仕事をしている時間(時給)ではなく、成果物に対して報酬が支払われる業務委託契約を結んでいることが多いので、基本的に働く時間は自由です。

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私自身、ノマドワーカーになり約3年経つのですが、頭がすっきりしている午前中にカフェに行って8割方の仕事を終わらせ、ジムを挟んで夕方ごろに仕事を再開し、夜ご飯を食べるまでには1日のタスクを終わらせるようにしています。

働く時間が自由になると、自分の集中力の波に合わせて仕事ができるので、かなり生産性が上がりました。

働く場所が自由

ノマドワーカーは、アルバイトや派遣、会社員とは違い、出社義務がありませんほとんどの場合、自宅や近くのカフェ、コワーキングスペースが職場になります。

働く場所が自由になることで、朝の満員電車に揺られることや、冬の寒い朝に外出する必要がなくなります。通勤時間は人の幸福度に大きく影響すると言われているので、通勤という概念がなくなれば幸福度はかなり上がります。

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また、会社についた時には体力と精神が消耗してしまい、仕事に集中できないといったこともなくなり、高い集中力で仕事に取り組むことができます。

人間関係のストレスが少ない

ノマドワーカーは、基本的に一人組織なので、上司や部下、同僚などの人間関係がありません。

最近では、転職する理由の9割が上司や部下、同僚との人間関係が原因といわれていますが、多くの会社員が抱える人間関係のストレスはノマドワーカーにはありません。

多少はクライアントや仕事仲間との付き合いはありますが、折があわない場合は、すぐに人間関係をリセットできます。会社員ではないので、キャリアを傷付ける心配もありません。

ノマドワーカーとして働くデメリット

社会的信用が低くなる

ノマドやフリーランスは、比較的新しい働き方であるため、賃貸やクレジットカード、ローンなどさまざまな審査で会社員よりも不利な傾向にあります。

ノマド家代表
辻本
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私の知り合いのフリーランスを例に出すと、クレジットカードの審査に5回連続で落ちた方や、フリーランス1年目は1枚も作れなかったという方がいます。

また、私はノマド家というフリーランス向けのシェアハウスを運営しているのですが、ほとんどの方が賃貸審査に通らず、シェアハウスを検討しはじめたとおっしゃています。

自己管理力がないと怠けてしまう

これはノマドワーカーあるあるなのですが、自宅やカフェなど人の監視がない場所で仕事をすると、すぐにYoutubeやSNSを開いてしまうかと思います。ノマドワーカーといえど、納期がある仕事が多いので、自己管理能力がないとクライアントからの信頼を失い失注に繋がってしまうことがあります。

一方、会社員はオフィスに出社し、同僚と会話したり会議に参加したりすることで、自然と仕事へのモチベーションが湧いてくることもあります。

また体調を崩した時は、会社員であれば同僚に任せることができますが、ノマドワーカーは自分で対応しなければなりません。自分の健康とモチベーションをしっかり維持できる人じゃないと、ノマドワーカーには向いていないといえます。

ノマドワーカーに人気の職種・仕事5選

この章では、ノマドワーカーとして独立した際の職種・仕事選びを間違えないために、これから需要が高まる職種・仕事を現役のノマドワーカーである私が厳選してご紹介します。

別記事「フリーランスの平均年収は?年収1000万円を目指す方法を解説」でも解説しましたが、努力の方法さえ間違えなければ、どの職種でも年収1,000万円を目指せます。ノマドワーカーとして独立を考えられているか方は、ぜひ参考にしてみてください!

それでは、順に見ていきましょう。

Webエンジニア

働きやすさ リモートOKな案件が豊富(常駐案件は高単価)
平均年収 636万円
必須スキル HTML / CSS / JavaScript / PHP / ネットワーク/サーバー等
案件獲得方法 クラウドソーシング / フリーランス専門エージェント / Web制作会社・広告代理店の下請け
ポイント 上流工程の仕事を巻き取ることで年収UP

フリーランスエンジニアの年収相場は520〜1080万円です。最近ではエンジニアの人手不足が続いており、単価相場は上昇傾向にあります。

一口にエンジニアといっても様々な職種がありますが、最近ではWordPressエンジニアやアプリケーションエンジニアとして独立される方が多いです。

フリーランスエンジニアの働き方としては、大きく常駐型とリモートワーク型の2つに分けることができます。一般的に常駐型で働くフリーランスが多いですが、最近では、リモートワーク可能な案件が増えてきています。

Webデザイナー

働きやすさ リモートOKな案件が豊富
平均年収 360万円
必須スキル Photoshop / Illustrator / HTML / CSS / JavaScript / jQuery等
案件獲得方法 クラウドソーシング / フリーランス専門エージェント / Web制作会社・広告代理店の下請け
ポイント コーディングやディレクション業務を巻き取ることで年収UP

フリーランスのWebデザイナーの平均年収は300~400万円です。Webデザインの単価は、実績がまだ少ない場合、LPデザインだけの業務で1件2万〜5万円という単価感になります。

構成やブランディングの提案などもできるようになると、LP1件あたり15万〜25万円の単価、時給換算すると3,000~4,000円相当になる仕事も受けられるようになります。

項目 単価相場
バナー制作 5,000円〜
ロゴ作成 1万円〜
サイトデザイン 5万円〜
コーディング込み 10万円〜
ノマド家代表
辻本
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Webデザイナーが案件を獲得する方法としては、クラウドソーシングサービスのクラウドワークス、フリーランス専門エージェントの『ITプロパートナーズ』がおすすめです。

動画クリエイター

働きやすさ リモートワークがメイン
平均年収 406万円
必須スキル 企画・撮影スキル / 動画編集スキル / 動画マーケティング(YouTube等)
案件獲得方法 クラウドソーシング / 動画制作会社の下請け
ポイント YouTubeチャンネルを1から立ち上げてグロースさせた実績があると単価が上がりやすい

フリーランスの動画クリエイターの平均年収は約406万円です。動画編集は、動画1本あたりの単価で計算されることが一般的です。単価は動画編集者の実力や実績、クライアント側の予算、作業範囲、動画のボリュームによって左右されます。

例えば、YouTubeの案件の相場感を見てみると、動画1本あたりの報酬は1万円〜5万円です。企業のPR動画については相場感も変わり、10万円以上の単価となることもあります。

項目 単価
企画構成 1万〜5万円/本
ディレクション 5万〜10万円/月
台本作成 1万〜5万円/本
撮影 5万〜30万円/本
編集 1万〜20万円/本
ナレーション 5万〜10万円/本

企業がコーポレートサイトやサービスサイトを立ち上げるのは当たり前のことですが、最近ではそれと同じように、企業がYoutubeチャンネルやInstagramのアカウントを立ち上げることも当たり前になってきました。

その影響で、動画編集のニーズがかなり高まってきており、人手不足の状態が続いています。実際に、クラウドワークスのサイト内検索で「動画編集」と検索すると、約9,800件の案件が見つかりました。

Webライター

働きやすさ リモートワークがメイン
平均年収 300万円(文字単価1円〜5円)
必須スキル Webライティング / SEO / WordPress / アクセス解析
案件獲得方法 クラウドソーシング / SNS / Web制作会社・SEO会社の下請け
ポイント SNSのフォロワーが多いと単価が上がりやすい

フリーライターの平均年収は約300万円です。3人に1人が200万円未満であり、稼げる人と稼げない人の二極化が顕著な職業です。

年収 割合
200万円未満 32.0%
200〜400万円 26.9%
400〜600万円 21.5%
600〜800万円 8.2%
800〜1,000万円 5.5%
1,000〜1,200万円 2.3%

Webライターの報酬形態としては、文字単価で受注するケースが一般的です。文字単価とは「1文字〇円」といったように、1文字あたりの単価が設定される報酬形態です。

一般的に「初心者はまず1文字1円の案件を受け、2円の案件を目指そう」とよく言われます。文字単価3円からは高単価案件と呼ばれ、5円を超えると時給換算で5,000~1万円台になることも見込めます。

ノマド家代表
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Webライターとして稼げている方の特徴は、「特定のジャンルの専門性が高い」「SEOに詳しい」「ライターをマネジメントするディレクション業務もできる」「ライター業と並行してブログを運営している」の大きく4点です。

ブロガー・アフィリエイター

働きやすさ 働く時間と場所の縛りなし
平均年収 390万円(専業アフィリエイター)
必須スキル Webライティング / SEO対策 / アクセス解析 / ASPとの折衝
案件獲得方法 ASPへの登録
ポイント クライアントワークでSEOコラム制作を受託することで収入が安定化する

ブロガー・アフィリエイターの中でも、専業で稼いでいる方の平均年収は370万円~485万円と言われています。月5万円以上稼げる方が全体の5%と言われていますが、中には年収1000万円以上稼ぐブロガー・アフィリエイターもたくさんいます。

ブロガー・アフィリエイターの収入はかなりピンキリですが、一つ言えることは、書いた記事が検索エンジンで上位表示されるまでは、早くても3ヶ月ほどかかるので、かなり根気が必要な職業になります。

フリーランスはブログ必須!仕事につながる活用術を解説この記事では、仕事につながるフリーランスのブログ活用術について、現役のフリーランスでありアフィリエイターである私が詳しく解説していきます。...

海外ノマドにおすすめの国5選

タイ(バンコク・パタヤ)

タイの首都バンコクはリモートワークしやすい環境が整っています。WIFIを利用できるカフェが多く、フリーランス向けのコワーキングスペースも数多くあります。

また、そこら中にタイマッサージ屋があり、1時間1,000円程度で受けれるので気分転換にも最適です。世界的に有名な釣り堀やゴルフ場もあり、フリーランス仲間とのワーケーションに最適です。

ノマド家代表
辻本
ノマド家代表
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私自身もタイでワーケーションをするために累計で10回以上行っています。これまで50カ国以上でノマド生活を送ってきましたが、タイが圧倒的に生産性高く働けます。

ジョージア(トビリシ)

ジョージアは、物価、ビザ、治安、食文化など、ノマドワーカーに嬉しい要素を全て備えています。日本国籍の方が1年間滞在する場合、以下の条件を満たせばビザ無しでジョージアに滞在できます。

・パスポートの残存期間が入国時6ヵ月以上ある ※日本帰国時まで有効なもの
・パスポートの未使用査証欄が見開き2ページ以上ある
・滞在期間をカバーする海外旅行保険へ加入している

また、ジョージアはビザランが可能です。ビザランとは、滞在期限が近づいたタイミングで一度出国することで、滞在期間をリセットし再度入国することです。一度近隣の国に出国して再入国すれば、そこからまた1年間の滞在が可能です。

インドネシア(バリ島)

インドネシアは、年間を通して気候が安定し、空気が綺麗で白い砂浜や棚田など自然が豊富なリゾート地です。

特に、バリ島は南国で自然を身近に感じながらワーケーションしたい方におすすめです。バリ島は世界的に有名な観光地であることから、サービスや接客にきめ細やかなホスピタリティがあり、外国人でも馴染みやすい環境が整っています。

ポルトガル(リスボン・マデイラ島)

ポルトガルはスペイン文化圏でありながら、西ヨーロッパでは特に物価が安い国です。ビザの解禁で、欧米のノマドワーカーに人気があります。

ポルトガルでデジタルノマドビザを取得すると、2年間ポルトガルに居住しながら働くことができます。

トルコ(イスタンブール)

円高・トルコリラ安が続くトルコは、フリーランスにとってコスパの良いノマド先です。ヨーロッパとアジアの交差点として、独自の芸術や文化が形成されており、長期滞在しながらじっくり楽しめます。

日本国籍の方は3か月以内の短期滞在であれば、以下の条件を満たせばビザ無しで滞在できます。

・滞在の目的が観光、知人・親族訪問、短期商用等の場合
・180日間のうち合計90日間まで
・パスポートの残存期間が入国時150日以上ある
・パスポートの未使用査証欄が見開き2ページ以上ある

滞在期間が90日を超える場合は、滞在許可証(イカメット)の取得が必要です。

ノマドワーカーに関してよくある質問

海外ノマドにビザは必要?注意点は?

ノマドワーカーとして海外で働く場合、必ず就労ビザを取得する必要があります。なぜなら、観光ビザやノービザで長期間滞在して仕事をすると、違法就労となり最悪の場合、強制送還や罰金、高額な追徴課税の対象となってしまうからです。

国によって、ビザ制度の内容や取得条件が異なるのでしっかり確認しておきましょう。各国のビザ取得の共通点として、ビジネスプランや資金計画、預貯金など十分な生活基盤が証明できることが第一条件です。

ノマドワーカーでも、技術・人文知識・国際業務の要件が合えば就労ビザは取得できます。安定した収入の確保、長期契約、適切な業務内容を証明することが大切です。

ビザは自力でも取得できますが、就労ビザはかなりの手間がかかるので、エージェントに依頼するのが一般的です。

海外で働くノマドワーカーの納税義務は?

日本では居住者か非居住者によって、所得税の支払い方が大きく異なります。居住者とは、国内に引き続き1年以上居所を有する個人のことです。住民票の有無に関わらず、客観的な事実に基づいて判断されるので注意が必要です。

海外に生活の本拠があって、1年以上日本を離れている場合は、非居住者に該当します。海外の滞在期間が1年未満の場合は、日本では居住者扱いになるので日本で納税する必要があります。

また、1年以上海外に住んでいたとしても、日本に拠点を持つ仕事を行う場合は、その所得に対しては日本での確定申告と納税が必要になります。海外の会社から仕事を受けた場合は、その会社や業務が属する国のルールに則った納税が必要になります。

ノマド家代表
辻本
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個人での判断が難しい場合は、必ず顧問税理士に確認するようにしましょう。

ノマドワーカーに必要な持ち物は?

ノマドワーカーは基本的にパソコンとスマホで完結します。なので、パソコン、スマホ、Wifi、充電器の4つがあればどこでも仕事できます。

多くの場合、フリーWi-Fiが利用できるコワーキングスペースやカフェで仕事をすることになるので、Wifiは不要かもしれません。

スキルなし・未経験でもノマドワーカーを目指せる?

ノマドワーカーのようなフリーランスを求める企業の多くは、即戦力人材を求めています。実際、フリーランスエージェントに掲載されている案件をのぞいてみると、その多くが「実務経験○年以上」という記載があります。

中には、人材不足で未経験でも応募できるフリーランス案件を見かけることもありますが、受注できたとしても単価が低かったり、未経験者にはハードルが高すぎたり、途中で契約を解除されることもあり得ます。

なので、もしフリーランスとして「初月から20万円以上稼ぎたい」「リモートで自由な働き方を実現したいという方は、「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、1年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。

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