この記事を読んでわかること
入園に必要な書類(労働状況申告書)
フリーランスが保活を有利に進める方法
フリーランスとして働いていると、「将来子供ができた時、子供を保育園に入れるのが難しいのではないか・・」と不安に感じられている方が多いと思います。
そこでこの記事では、フリーランスが保活を有利に進める方法について詳しく解説していきます。
フリーランスは保活で不利?

自治体によっては不利
自治体によっては、フリーランスの保活は不利になるという現実があります。理由としては、会社員に比べて就業日数やお迎えの時間が明確でないことや、在宅で仕事をしているのであれば、育児も可能だろうと考える自治体が少なからず存在するからです。
辻本
厚労省が差別禁止を通達
フリーランスと会社員との間に、保活において差別があったことに対して、厚生労働省が両者同じ条件で保活ができるよう各自治体へ通達を出しています。厚労省が通達した内容は以下の5つです。
・育休明けの社員と同じよう、フリーランスも優先利用対象とすること。
・屋内・屋外で点数をつけるのではなく、仕事内容を充分把握して判断すること。
・自営業や在宅ワークをしている方の保活書類の負担を軽減すること。
・子ども・子育て支援交付金の事業を引き続き実施し、積極的に活用すること。
・カンガルーワーク等、やむを得ず屋外で育児をしている人を減点対象とすることは不適切である。
参照:厚生労働省(保育関係)
入園審査の内容
一般的に、正社員とフリーランスで保育園への入園のしやすさに変わりはありません。審査基準は、あくまでも子育て環境を判断する点数制になっている場合が多く、働き方そのもので差を付けることはありません。
入園審査では、育児と仕事の両立がどれほど難しいかということを点数化して、合計点が高い家庭から保育園へ入園できる仕組みになっています。
辻本
そのため、都心など待機児童が多いエリアでは、在宅ワークできるフリーランスが入園審査に不利に働くこともあるかと思います。

入園に必要な書類
正社員の方は勤務証明書を提出すればいいのですが、フリーランスの場合、勤務証明書はないので、労働状況申告書を提出する必要があります。
労働状況申告書には、職種・仕事内容・就労日数・就労時間・定休日・健康保険・税申告・直近の収入・前年度の総収入などを記載します。
辻本
フリーランスが保活を有利に進める方法
最後に、フリーランスが保活を有利に進めるための方法を5つご紹介します。
それでは、順に見ていきましょう。
保育実績を作る
仕事と育児の両立が難しく、ベビーシッターサービス等で子どもを預けたことがあるという保育実績を作っておくと有効です。
辻本
就労実績を作る
フリーランスでも、週5日以上1日8時間以上の就業時間であれば、多くの自治体では会社員と同じくらいのポイントを得ることができます。
辻本
倍率の低い保育園を選ぶ
人気のある認可保育園は、早く埋まりやすく空きがでにくいです。
人気があまりない認可保育園あれば、入園できる可能性も高くなります。ただし、なぜ人気がないのかを事前に確認しておきましょう。
0歳児から入園する
0歳児からの入園は、それより下のクラスがないので在園児がおらず、進級する際に空きが期待できます。
それに比べて、1歳や2歳児のクラスは進級する在園児が多くいるため、すぐに埋まってしまいます。途中で退園することはほとんど期待できないので、0歳児クラスが狙い目です。
企業常駐案件を選ぶ
フリーランスの方は、リモートワークできる案件より、企業常駐案件を選ぶことで週5日以上で1日8時間以上という基準を満たすことができます。
企業常駐案件を探されたい方は、フリーランス専門エージェントを活用されることをおすすめします。
最後に

以上、フリーランスが有利にお子様を入園させる方法ついてご紹介しました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
・自治体によってはフリーランスの保活は不利
・会社員に比べて就業日数やお迎えの時間が明確ではないから
・入園審査では、育児と仕事の両立がどれほど難しいかを点数化して判断
・フリーランスでも保育実績、就労実績を作れば保活を有利に進められる
・0歳児クラスが狙い目