フリーランス向け豆知識

フリーランスと派遣の違いは?それぞれの違いやメリデメを解説

近年、ワークライフバランスという言葉が世間に浸透した影響で、フリーランスまたは派遣として働くことも一般的になりました。

フリーランスと派遣は似たような意味として使われていますが、雇用関係や働き方には大きな違いがあります。

ノマド家代表
辻本
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この記事では、フリーランスと派遣の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。働き方を模索している方は、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスと派遣の違いは?どっちがおすすめ?

フリーランスと派遣の違いは大きく分けると以下の3点です。

それでは、順に見ていきましょう。

雇用関係の違い

フリーランスと派遣の最も大きな違いは雇用関係です。派遣社員には企業との雇用関係がありますが、フリーランスは業務委託契約になるので雇用関係がありません。

そのため、派遣であれば労働基準法が適応されますが、フリーランスには適応されません。

もちろん、保険や年金の手続きや支払い方法も異なります。派遣社員であれば、手続きや支払いは企業が行ってくれますが、フリーランスは自分で行う必要があります。

参照:厚生労働省

働き方の違い

フリーランスは、基本的に出社義務がありませんほとんどの場合、自宅や近くのカフェ、コワーキングスペースが職場になります。

働く場所が自由になることで、朝の満員電車に揺られることや、冬の寒い朝に外出する必要がなくなります。通勤時間は人の幸福度に大きく影響すると言われているので、通勤という概念がなくなれば幸福度はかなり上がります。

ノマド家代表
辻本
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一方で派遣の場合、派遣先企業での勤務となり勤務時間も決まっています。フリーランスと比較すると働く時間と場所に自由はありません。

報酬・リスクの違い

報酬の違い

フリーランスは、スキルや経験が報酬に大きく影響します。経験豊富な会社員がフリーランスとして独立した場合、年収が2倍以上になったなんてことはよくある話です。

一方で派遣の場合、フリーランスほどスキルや経験が報酬に影響しません。どんなに成果を出しても、会社の給与規定を大きく超えるような報酬は得られません。

リスクの違い

フリーランスは、スキルと経験さえあれば青天井に収入を伸ばすことができる一方で、営業力がなければ仕事を獲得できません。また、怪我や病気でいきなり仕事ができなくなり、収入が途絶えるといったリスクもあります。

一方、派遣社員の場合、派遣会社がコンスタントに仕事を紹介してくれるので、営業力は必要ありません。また、怪我や病気になっても保険が適用されるので収入が途絶える心配がありません。

フリーランスで働くメリット・デメリット

フリーランスのメリットは、前述の通り案件ごとに企業と直接契約を結ぶため、自身の実力がそのまま収入に繋がる点です。他にも、働く時間や場所が自由、特定の人間関係でのストレスが少ない、副業ができるなどのメリットがあります。

デメリットとしては、税金、保険関係の手続きを自分で行う必要がある点です。また、常に仕事がある保証はなく、収入が安定しない点もあげられます。

ノマド家代表
辻本
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中には、在宅での仕事がメインになった影響で孤独を感じ、モチベーションが下がってしまう方もいます。

派遣で働くメリット・デメリット

派遣のメリットは、派遣会社が企業を紹介してくれるので、自分で営業を行う必要がなく安定した収入を得られる点です。また、派遣期間中は派遣会社と雇用関係にあるため、社会保険や健康診断、有給休暇などの福利厚生を受けることができます。

一方で、フリーランスほどスキルや経験が報酬に影響しないので、収入アップは期待できません。また、派遣会社が間に入ることで、40%ほどの仲介手数料が発生していることも忘れてはいけません。

ノマド家代表
辻本
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このように、フリーランスと派遣にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自身の希望と照らし合わせてどちらを選択するのか慎重に検討しましょう。

・派遣であれば労働基準法が適応されるが、フリーランスには適応されない

・フリーランスは基本的に出社義務がない

・派遣の場合、派遣先企業での勤務となり勤務時間も決まっている

・派遣の場合、フリーランスほどスキルや経験が報酬に影響しない

・フリーランスは怪我や病気でいきなり仕事ができなくなり、収入が途絶えるリスクがある