辻本
現在、PHPエンジニアとして働かれている方は、独立するタイミングを伺っている方が多いかと思います。
最近では、フリーエンジニア専門エージェントが保有するPHP案件数も増加してきており、独立するチャンスはかなり広がってきていると感じます。
この記事では、フリーのPHPエンジニアになるために必要な準備や仕事内容、仕事を獲得する方法についてご紹介します。
PHPエンジニアの仕事内容
PHPは主にWebシステム開発の現場でよく使用されている言語です。ECサイトやソーシャルゲームなど、更新頻度が高いWebサービスの開発にPHPが使用されていることが多いです。
特に、ゲーム開発においてPHPエンジニアの存在は必須で、スマホ・コンシューマ向けを問わずPHPを扱えるエンジニアの需要は高いです。 ソーシャルゲームの開発に携わりたい方におすすめの職種です。
また、最近のWebサイト制作の案件では、WordpressやMovableTypeなどのCMSが利用される機会が多く、PHPエンジニアにとっては好状況が続いているといえます。
PHPエンジニアの報酬・年収相場
辻本
PHPエンジニアの中でも、下流工程中心だと1年程度の実務経験で年収は350万円ほどです。上流工程の経験を持っていると、450万〜650万円の年収レンジになってきます。650万円以上となると、PMやリードエンジニアとしての経験や、複数言語をスペシャリストレベルで扱えるなど、突出したスキルが求められます。
また、フリーランスのPHPエンジニアの年収は、実務経験3年以上の方で600万〜720万円ほどになります。フリーエンジニアはスキルで評価されるため、会社員のように年齢や勤続年数、役職等に左右されることなく高収入を狙えるので、スキルが高ければ若いうちから高収入を狙えます。
言語 | 平均年収 | 最高年収 |
---|---|---|
PHP | 720万円 | 960万円 |
VBA | 720万円 | 890万円 |
JavaScript | 800万円 | 1640万円 |
C# | 828万円 | 1010万円 |
Unity | 840万円 | 1020万円 |
Java | 852万円 | 960万円 |
Swift | 900万円 | 1680万円 |
Python | 924万円 | 1380万円 |
Ruby | 960万円 | 1290万円 |
SAP | 1080万円 | 1500万円 |
PHPエンジニアの案件数・求人動向
フリーエンジニア専用エージェントである『レバテックフリーランス』でPHPエンジニア向けの案件を検索すると約1530件、『ギークスジョブ』では約360件ほど見つかりました。
前述の通り、PHPエンジニアの求人需要は年々高まってきていて、案件数、年収とも上昇傾向にあります。フロントエンド開発やマネジメント経験を積んでおくと、フリーランスとして獲得できる案件の幅が一気に広がります。
フリーランスのPHPエンジニアとして独立したい方は、常にプロダクトやポートフォリオを磨き込んで提出できるようにしておき、案件の相談があった際はすぐアピールできるように準備しておきましょう。
PHPエンジニアになる方法
この章では、未経験からフリーランスのPHPエンジニアを目指す方法についてご紹介します。
会社で働いて経験を積む
未経験からPHPエンジニアを目指すのであれば、まずは正社員として実務経験を積むことをオススメします。
独学でスキルを身につけるよりも、会社に勤めた方が実務を通してPHPのスキルを身につけられ、先輩社員からフィードバックもあるので成長スピードが早いです。
就職・転職に抵抗がない方は、『マイナビIT AGENT』などのIT業界に強い転職エージェントを活用し、企業に勤めながら実務経験を3年以上積んだ上で独立することをオススメします。
スクールで勉強する
PHPの知識が全くない状態で転職することは難しいので、まずはスクールで学習することになるかと思います。特に、オンラインで学びたい方はテックアカデミーの『PHP/Laravelコース』がオススメです。
TechAcademyは、全てのコースで現役エンジニアがメンターとして学習をサポートしてくれます。メンターによるチャットサポートやマンツーマンメンタリングが受講生にはとても人気です。
チャットサポートでは、毎日15時〜23時までメンターがオンラインで常時待機しており、わからないところを聞けばすぐに答えてくれます。
マンツーマンメンタリングでは、受講生に1名ずつ専属のパーソナルメンターがつき、週2回ビデオチャットでパーソナルメンターに質問や相談をすることができます。
フリーのPHPエンジニアが案件を獲得する方法
フリーランスPHPエンジニアが案件を獲得するためには、フリーランス専門のエージェントに登録することが最も効率的です。
エージェントに登録するとブランク期間を空けないように仕事を紹介してくれるので、自分で営業をかけるという労力や精神的な不安を軽減できます。
この章では、PHPエンジニアにおすすめのフリーランス専用エージェントを2社ご紹介します。
レバテックフリーランス
『レバテックフリーランス』は、フリーエンジニア専門のエージェントです。 フリーエンジニアに特化した求人情報が多数掲載されており、PHPエンジニア向けの案件は約1530件掲載されています。※2021年1月時点
レバテックフリーランスの利用者は、2人に1人がフリーランス未経験者ですが、業界に詳しいコーディネーターがしっかりと希望をヒアリングしてくれるので、安心して求人を探せます。
出典:https://freelance.levtech.jp/
また、フリーランスに対するフォローも手厚く、税理士も紹介してくれるので、通常より安く確定申告の代行をしてくれます。初めてフリーランスになる方で、エージェントを探す場合はレバテックフリーランスがおすすめです。
ギークスジョブ
『ギークスジョブ』は、 ギークス株式会社という人材会社が運営しており、15年以上の実績がある老舗のフリーエンジニア専門エージェントです。
辻本
ギークスジョブはレバテックフリーランスと違い、2年以上経験のある開発者向けのエージェントになっています。
経験者向けのエージェントではありますが、サポート体制はしっかりしており、営業・カウンセリング・サポートの各分野の専任者がフォローしてくれる体制が整っています。また、フリーランス向けの福利厚生もあるので、仕事が決まった後も安心です。
PHPエンジニアとしての実務経験が豊富な方は、ギークスジョブがおすすめです。
PHPエンジニアの将来性
前述の通り、『レバテックフリーランス』で掲載されているPHP案件数は約1500件です。その他、主要言語の案件数と比較すると、Javaが約2200件、JavaScriptが約1500件、Rubyが約600件、Pythonが約500件となっています。※2021年1月時点
サーバーサイドのプログラミング言語としては高いシェアを占めており、案件数はWeb系の言語ではトップクラスです。実務経験が3年以上ある方は、会社に勤めるよりもフリーランスとして独立した方が収入は高くなる傾向があります。
また、WordPressの需要は今後ますます加速すると考えられるため、PHPエンジニアのニーズもますます高まることが予想されます。
最後に
以上、フリーのPHPエンジニアになるために必要な準備や仕事内容、仕事を獲得する方法についてご紹介しました。この記事をご覧の方は、以下の記事もオススメです。
以下の表に、代表的なフリーエンジニア専門エージェントの評判と最高単価をまとめてみました。エージェント選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
名称 | 詳細 | 最高単価 |
---|---|---|
フォスターフリーランス | 評判を見る | 230万円/月 |
ギークスジョブ | 評判を見る | 100万円/月 |
レバテックフリーランス | 評判を見る | 160万円/月 |
Pe-BANK | 評判を見る | 200万円/月 |
ポテパンフリーランス | 評判を見る | 100万円/月 |
tech tree | 評判を見る | 120万円/月 |
クラウドテック | 評判を見る | 120万円/月 |
midworks | 評判を見る | 160万円/月 |
DYMテック | 評判を見る | 120万円/月 |
エンジニアルート | 評判を見る | 190万円/月 |
「ノマド家」は、湘南に拠点を構えるフリーランス限定のシェアハウスです。
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