フリーランスの経済規模は、2019年に約21兆円、2020年には約17.6兆円と減少に転じたものの、2021年には約28兆円へと急増しています。
また、フリーランスの人口も2019年に1,118万人、2020年に1,062万人、2021年には1,670万人と過去最高に急増しています。コロナ流行前の2018年と比較すると、フリーランスの人口は1.5倍ほどにまで増えています。
辻本
日本のフリーランス人口と増加率
参照:フリーランス実態調査
日本におけるフリーランス人口は、2018年が1,151万人だったのに対し、2021年には500万人以上増の1,670万人となっており、テレワークの浸透に比例して今後もフリーランス人口は増加すると予想されています。
目安として、アメリカではすでに労働人口の35%がフリーランスですが、日本ではまだ24%に留まっています。
歴史を見ると、先進的なアメリカでの働き方が日本に浸透していく傾向があるので、アメリカの35%という数字に日本のフリーランス人口が近づいていくと予想できます。
辻本
フリーランス人口が増加している要因

フリーランス人口が増加している要因は主に以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
自由度が高い働き方への憧れ
フリーランスは、自分の働きたい時間に自由に働くことができます。また、アルバイトや会社員と違い、出社義務がありません。ほとんどの場合、自宅や近くのカフェ、コワーキングスペースが職場になります。
働く場所が自由になることで、朝の満員電車に揺られることや、冬の寒い朝に外出する必要がなくなります。
辻本
クラウドソーシング・エージェントの普及
最近では、クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントなどの仕事のインフラが整ってきているので、独立するチャンスはかなり広がってきていると感じます。
エージェントと聞くと、開発案件ばかりでエンジニア以外のフリーランスにとっては無関係だと思ってしまいがちですが、最近ではWebマーケターやディレクター、コンサルタントなどの職業にマッチした案件もかなり増えてきています。
辻本
リモート・テレワークの普及
テレワークは、働き方改革の一環として政府が推進している制度です。
オフィス以外でも仕事が行える環境を整えることで、従業員のモチベーションアップや生産性の向上、優秀な人材の確保などさまざまなメリットが期待できます。
辻本

フリーランスの将来性
結論からいうと、フリーランス、特にWeb系フリーランスの将来は明るいと言えます。そもそも、Webエンジニアやマーケター不足が深刻化していますし、Web系フリーランスを取り巻く環境も、テレワーク・リモートワークができるようどんどん整備されています。
また、フリーランス専門エージェントもどんどん増えてきており、最近ではエンジニア専門・デザイナー専門・マーケター専門・コンサルタント専門のように、職種ごとに細分化されたエージェントが増えてきていて、企業とフリーランスの橋渡しがより円滑になってきています。
税制においてもフリーランスは追い風で、2020年以降に行われる所得税改革で、フリーランスが受けられる基礎控除額が増えます。
辻本
最後に

以上、フリーランス人口が増加している要因ついて解説しました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
・フリーランス人口は年々上昇傾向
・クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントの普及が大きな要因
・コロナによるリモート・テレワークの普及でフリーランスが働きやすい環境が整ってきている
・アメリカではすでに労働人口の35%がフリーランス

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