辻本
働く業界・業種にもよりますが、年々フリーランスとの取引が増えていると実感している方が多いと思います。
それもそのはずで、最近ではクラウドソーシングやフリーランス専門エージェントがかなり普及してきており、企業がフリーランスに仕事を発注するカルチャーが醸成されてきています。
そこでこの記事では、フリーランスの人口が増加している理由について、現役のフリーランスである私が実体験をもとに解説していきます。
日本のフリーランス人口と増加率
フリーランスの人口は、2015年913万人だったのに対し、2018年には1119万人と22.6%増加しており、今後ますますフリーランス人口は増加すると考えられます。
参照:フリーランス白書
目安として、アメリカではすでに労働人口の35%がフリーランスですが、日本ではまだ17%に留まっています。
歴史を見ると、先進的なアメリカでの働き方が日本に浸透しているので、アメリカの35%という数字に日本のフリーランス人口が今後近づいていくと予想しています。
辻本
肌感覚ですが、コロナの影響も相まって、フリーランスとして独立を目指す方が急速に増えてきている実感があります。
フリーランス人口が増加している3つの理由
フリーランス人口が増加している理由は以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
自由度の高い働き方への憧れ
フリーランスは、自分の働きたい時間に自由に働くことができます。また、アルバイトや会社員と違い、出社義務がありません。ほとんどの場合、自宅や近くのカフェ、コワーキングスペースが職場になります。
働く場所が自由になることで、朝の満員電車に揺られることや、冬の寒い朝に外出する必要がなくなります。通勤時間は人の幸福度に大きく影響すると言われているので、通勤という概念がなくなれば幸福度はかなり上がります。
クラウドソーシング・エージェントの普及
最近では、クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントなどの仕事のインフラが整ってきているので、独立するチャンスはかなり広がってきていると感じます。
エージェントと聞くと、開発案件ばかりでエンジニア以外のフリーランスにとっては無関係だと思ってしまいがちですが、最近ではWebマーケターやディレクター、コンサルタントなどの職業にマッチした案件もかなり増えてきています。
辻本
リモート・テレワークの普及
テレワークは、働き方改革の一環として政府が推進している制度です。オフィス以外でも仕事が行える環境を整えることで、従業員のモチベーションアップや生産性の向上、優秀な人材の確保などさまざまなメリットが期待できます。
テレワークの推進によって、働き方がどんどん多様になっていくので、もともとテレワークに近い形で働いているフリーランスにとっては追い風です。
フリーランスの将来性
結論からいうと、フリーランス、特にWeb系フリーランスの将来は明るいと言えます。そもそも、Webエンジニアやマーケター不足が深刻化していますし、Web系フリーランスを取り巻く環境も、テレワーク・リモートワークができるようどんどん整備されています。
また、フリーランス専門エージェントもどんどん増えてきており、最近ではエンジニア専門・デザイナー専門・マーケター専門・コンサルタント専門のように、職種ごとに細分化されたエージェントが増えてきていて、企業とフリーランスの橋渡しがより円滑になってきています。
税制においてもフリーランスは追い風で、2020年以降に行われる所得税改革で、フリーランスが受けられる基礎控除額が増えます。
辻本
最後に
以上、フリーランス人口が増加している理由ついてご紹介しました!
現在サラリーマンの方で、これからフリーランスになるための準備を始められる方は、以下の記事をステップ①から順に実践されることをおすすめします。
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