フリーランス向け豆知識

仕事に繋がるフリーランスにおすすめの資格11選【2023年最新】

現在、フリーランスのクリエイターとして働いている方は、資格を取得しておくことで案件を受注しやすくなったり、単価が上がったりするケースがあります。

そこでこの記事では、フリーランスとして人気の職種であるWebエンジニア・Webデザイナー・Webマーケター向けに、仕事に繋がるおすすめの資格をご紹介します。

Webエンジニアにおすすめの資格

この章では、Webエンジニアにおすすめの資格を4つご紹介します。

それでは、順に見ていきましょう。

ITパスポート試験

エンジニア未経験の方で、まずはIT業界やプログラミングの概要について幅広く理解したいという方に『ITパスポート』はおすすめです。

ITパスポートは、ITやWebに関する基礎的な知識を有していることを証明する資格で、エンジニアとして働いていない方でも教養として勉強されている方が多いです。勉強時間の目安はおよそ100時間ほどです。

試験の合格率は約50%と二人に一人が合格する試験であり、誰でも資格取得を目指すことができる国家資格です。

基本情報処理技術者

基本情報処理技術者の資格を保有していると、開発に必要な基本的知識を身につけているという証明になります。同資格で求められる技術水準は以下の通りです。

・プログラミングに関する基礎知識を持っている。
・プログラム設計書を作成できる。
・1つ以上のプログラミング言語を習得しており、プログラムを組める。
・単体テストを実施できる。

前述のITパスポートと比較すると難易度はやや高く、直近10年ほどの合格率は20〜30%程度です。ITパスポートを取得している方は、ストラテジ系やマネジメント系の知識をほぼ流用できるので、自分の知識をアップデートするのにおすすめです。

応用情報技術者

応用情報技術者は、前述の基本情報処理技術者の上位資格です。この資格は、担当分野の安定稼働、リーダーの指示に従った管理、技術的問題を解決できる能力等が求められます。具体的な技術水準は以下の通りです。

・アーキテクチャ設計における要求を整理し、適用可能な技術調査が行える。
・各担当分野において、サービス提供と安定稼働が確保できる。
・PMの下でスコープや予算、品質、工程などの管理が行える。
・システムの設計開発・運用保守において、PMの方針を理解しつつ、自ら技術的な問題を解決できる。

IT初心者が合格するために必要な勉強時間の目安は約500時間で、直近10年の合格率は20%前後で推移しています。

システム監査技術者

システム監査技術者も基本情報処理技術者の上位資格です。専門的な立場で、情報システムや組込みシステムを監査する業務に携わる人が対象となっています。具体的な技術水準は以下の通りです。

・情報システムや組込みシステムに関して、幅広い専門知識を持っている。
・業務プロセスや、企業戦略上のリスク評価、問題分析ができる。
・ビジネス要件や情報セキュリティなどに合致した監査計画を立案、実施、管理できる。
・監査要点を適切に設定し、監査技法を正しく適用できる。

Webデザイナーにおすすめの資格

この章では、Webデザイナーにおすすめの資格を2つご紹介します。

それでは、順に見ていきましょう。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は国家資格であり、取得すれば自社サイト等でデザインスキルの高さを証明できます。

試験は1級~3級まであり、1、2級は実務経験2年以上の受験資格が定められています。3級は未経験の方でも受験可能ですが、デザインの能力はあまり求められないので、取得するなら2級以上を目指しましょう。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験を取得することで、Webクリエイターに求められる「Webサイト制作のデザイン能力」「Webページのコーディング能力」を証明できます。

レベルはスタンダードとエキスパートがあり、受験資格は特に有りません。試験は実技を重視したものとなっているため、HTML・CSSの実務経験は必須です。

Webマーケターにおすすめの資格

この章では、Webマーケターにおすすめの資格を厳選して5つご紹介します。

それでは、順に見ていきましょう。

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、アクセス解析やデータ分析、業務計画立案など、Webマーケターに必要な能力の習得・評価を目的とした資格です。

ノマド家代表
辻本
ノマド家代表
辻本
ウェブ解析士は、初級ウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスター認定講座の3クラスに分かれており、もし取得するなら上級ウェブ解析士以上を目指しましょう。

統計検定

統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価することを目的とした統一試験です。試験内容は大きく分けて、知識を問う問題と活用力を問う問題に二分されます。

知識を問う試験では、データ解析などの基礎知識から、確率の応用力まで、1級・準1級・2級・3級・4級に分けて統計活用に関する知識を認定します。

一方、活用力を問う試験では、公的統計の活用から、調査データの利活用、データ解析まで、統計調査士・専門統計調査士・データサイエンス基礎・データサイエンス発展及び応用に分けて、統計活用力を認定します。

Google広告認定資格

Google広告認定資格は、その名の通りオンライン広告「Google広告」に関する知識を問う資格になります。

認定を受けるためには、広告掲載に関する基本試験であるGoogle広告基礎理解度テストに加えて、検索広告またはディスプレイ広告に関する上級試験であるAcademy for Adsのいずれかのテスト合格が必要です。

ノマド家代表
辻本
ノマド家代表
辻本
認定資格を取得したら、Googleの公式サイト「Google Partners」に自身のプロフィールを公表して自身のステータスをアピールできます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

GAIQは、アクセス解析ツール「Google Analytics」に関する知識を認定する資格です。レポート内容や機能に関連した問題、Google Analyticsの設定やその仕組み等全体の理解を問う問題が出題されます。

世界共通の試験で、英語、日本語、中国語など19言語に対応しており、受験料は無料です。

12ヶ月で失効してしまうので、再取得にはテストに再び合格する必要があります。制限時間は90分で、合格ラインは正解率80%以上です。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Google Analyticsを用いたアクセス解析や、Web解析に必要な知識の会得を目的とした検定です。

一般社団法人日本Webソリューションデザイン協会が試験を管理しており、合格すると、認定証または名刺などに利用できる認定ロゴが発行されます。Webサイトの改善に不可欠な解析力や提案能力を測ることができます。