SEO対策とは、Googleの検索結果で自身のWebサイトを上位表示させるための対策です。検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)とも呼ばれます。
Googleの検索結果で上位表示させるためには、Google独自の検索アルゴリズムに沿ってSEO対策を進める必要があります。
この検索アルゴリズムは200以上の要素から構成されていて、その中で最も重視すべき対策が、コンテンツ、外部リンク(被リンク)、Googleガイドラインに則ったコーディングの3つです。
この記事では、SEO対策で上位表示させるための方法を、2023年の最新情報をもとにわかりやすく解説していきます。
【2023年】SEO対策で上位表示させる3つのポイント

先ほど、200以上ある検索アルゴリズム中でも、特に対策が必要なのがコンテンツ、外部リンク(被リンク)、Googleガイドラインに則ったコーディングとご紹介しました。
この3つをさらに分かりやすく、本質的な表現にすると以下になります。
・EATを重視したコンテンツを作る
・読者が使いやすいサイトを作る
・Googleが評価しやすいコンテンツを作る
次の章で、それぞれの具体策について解説していきます。
EATを重視したコンテンツを作る
コンテンツ(SEO記事)を作る際は、Googleの検索品質評価ガイドラインでも定義されている「E-A-T」を考慮する必要があります。
「E-A-T」とは、直訳すると「専門性/権威性/信頼性」を意味します。つまり、「コンテンツの専門性/コンテンツの評判/コンテンツの質」を高めて、信頼できるサイトを提供することがコンテンツ(SEO記事)を作るうえで重要になります。
辻本
「E-A-T」を重視したコンテンツ作りのポイントは以下の7つになります。
それでは、順に見ていきましょう。
信憑性が高い情報ソースを引用する
信憑性が高い情報ソースを引用するには、企業の公式サイトや公共機関のサイト、誰もが知ってるような有名なサイトなどで言及されてる情報を参考にしましょう。
そうした情報を引用する際は、HTMLタグである「blockquote」でマークアップし、引用元のリンクURLを添えてコンテンツに記載するようにしましょう。
(例)
専門性と権威性がサイトの質を向上させます。サイト内のコンテンツは、そのトピックの専門家が作成または編集するようにしましょう。たとえば、専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、ユーザーは記事の専門性を理解できます。科学的なトピックに関するページでは、十分に確立されたコンセンサスを示すことが有効です(そうしたコンセンサスが存在する場合)。
運営者情報を明記する
実態を明記する方法としては、会社概要や著者情報、サイトの目的などの運営者情報をわかりやすくWebサイト内に記載します。
運営者情報についての情報が多ければ、別途個別ページを作成し、そのページへリンクで飛ばしてもいいでしょう。理想としては、どのページからランディングしてもユーザーが安心して閲覧できるよう運営者情報を表示し、信頼できるサイト作りを心がけましょう。
オリジナルコンテンツを提供する
オリジナルコンテンツを提供するには、自分の経験談や自分らしい言葉・表現・言い回しをコンテンツに盛り込むようにします。
Googleは、他のサイトのコンテンツをコピーして転載しただけの独自性を欠いたWebページを提供することは、ユーザーの利便性を損ねると考えています。
ウェブサイトの中には、サイト上のページを増やすことがそのコンテンツの関連性や独自性に関係なく長期的に効果的な戦略になるという考えの下に、評判の良い他のサイトのコンテンツを流用(「無断複製」)しているサイトもあります。
高品質のソースからのものであるとしても、無断で複製しただけのコンテンツは、サイトで他の役立つサービスやコンテンツを提供しない限り、ユーザーに付加価値を提供するとはいえません。場合によっては、著作権侵害にあたるおそれもあります。他のサイトと差別化する独自のコンテンツを作成するために時間を使う方が有意義です。そうすれば、ユーザーに繰り返しアクセスしてもらえるようになり、Google で検索するユーザーにとってもより有用な検索結果が表示されるようになります。
コピーコンテンツがあるサイトは信頼性に欠けるため、Googleは該当サイトに対して重複コンテンツのペナルティを課します。こうしたリスクを回避するためにも、独自性を考慮したオリジナルコンテンツを提供する必要があります。
関連するコンテンツを増やす
関連するコンテンツを増やすには、上位表示させたいキーワードに関連するキーワードをサジェストツールなどで洗い出し、コンテンツを作成する必要があります。
辻本

このように、関連するコンテンツを増やすことは、「コンテンツSEO」「ロングテールSEO」と呼ばれており、ドメインパワーの向上にもつながります。
低品質なコンテンツを無くす
低品質なコンテンツとは、たとえば半年以上も前にアップしたコンテンツなのに、検索流入で誰にも見られておらず、Googleからもユーザーからも評価されていないコンテンツのことです。
低品質コンテンツがサイトにあると、ユーザーが誤って訪問して機会損失を被るなどユーザーの利便性の低下につながるため、Googleはサイト全体の評価を落とします。
低品質なコンテンツを無くすには、「リライト」「noindexを設定する」「削除する」のいずれかの方法で行います。
良質な被リンクを増やす
良質な被リンクを増やすには、SNSで拡散されるようなコンテンツを作ることをおすすめします。特に、TwitterやFacebookでシェアされると、ブログなどで引用される機会が拡大するので、自然な被リンク獲得に繋がります。
辻本
サイテーションを増やす
サイテーションを増やすには、被リンク獲得と同じようにSNSで拡散されるようなコンテンツを作ることをおすすめします。
いいねやリツイートで記事がシェアされれば、ポジティブなサイテーションが増え、指名検索や被リンク獲得などに繋がりサイトの権威性が高まります。
・信憑性が高い情報ソースを引用する
・運営者情報を明記する
・オリジナルコンテンツを提供する
・関連するコンテンツを増やす
・低品質なコンテンツを無くす
・良質な被リンクを増やす
・サイテーションを増やす
読者が使いやすいサイトを作る
読者が使いやすいサイトを作ることで、読者の直帰率が下がり滞在時間が増加するので、ユーザーからもGoogleからも評価が高いサイトになります。
読者が使いやすいサイトを作るための具体策は以下の6つです。
それでは、順に見ていきましょう。
リンク切れを無くす
リンク切れを無くすには、定期的にWebページに設置してる発リンクをチェックする必要があります。リンク切れは、リンクチェッカーを使うことで簡単に検出できます。
リンク切れがあれば、そのリンク先のURLを修正したり、削除するなどの処置を取りましょう。こうして、ユーザーがリンクをクリックしたときの機会損失を減らし、ユーザビリティが下がらないコンテンツ作りを意識しましょう。
簡潔なURL名にする
簡潔なURL名にするには、該当ページのコンテンツ内容が分かりやすく、シンプルで短いURLにすることをオススメします。
冗長なURLはSNS等でシェアされにくく、ユーザーの利便性が低下するのでSEOに悪影響です。
ページの表示速度を早める
ページの表示速度は、PageSpeed Insightsで確認できます。ページの表示速度を早めるには以下の方法が有効です。
・画像の容量を小さくする
・外部ファイルを圧縮する
・gzip圧縮を利用する
・使わない外部ファイルは削除
・キャッシュを利用する
・AMPを導入する
いずれも複雑な技術を要するので、社内のデザイナーかエンジニアに相談してみましょう。
スマホ対応する
スマホ対応するには、レスポンシブデザインを採用してサイトを構築するのが最善です。レスポンシブデザインを採用すると、パソコン・スマホ・タブレットに最適化したコンテンツを提供できます。
これは、モバイルサイトを基準に検索順位が決定されるモバイルファーストインデックスにおいて非常に有効です。
内部リンクを設置する
内部リンクを設置することで、読者の直帰率が下がり、サイト内での滞在時間が増加するので、ユーザーからもGoogleからも評価が高いサイトになります。
また、読者の回遊率をさらに上げるために、以下の箇所に設置するリンクも事前に設計しておきましょう。
・グローバルメニュー
・フッターメニュー
・サイドカラムメニュー
・コンテンツの文中・文末
・パンくずリスト
広告を減らす
アドセンス広告やアフィリエイト広告など、読者目線で邪魔だと感じる広告は積極的に外しましょう。
読者がストレスなくコンテンツを読めるようにSEO対策を進めることが、上位表示を目指す上でとても重要です。
・リンク切れを無くす
・簡潔なURL名にする
・ページの表示速度を早める
・スマホ対応する
・内部リンクを設置する
・広告を減らす
Googleが評価しやすいコンテンツを作る
Googleが評価しやすいコンテンツを作るためには、Googleのクローラーが新規コンテンツを見つけ、そのコンテンツの内容を理解し、インデックスしやすいようなサイト構造にする必要があります。
Googleが評価しやすいサイトを設計するための具体策は以下の6つです。
それでは、順に見ていきましょう。
テキスト中心のコンテンツを作成する
テキストの重要性について、Googleは以下のように公言しています。
重要な名前、コンテンツ、リンクの表示には画像を使用しないでください。
Google のクローラでは、画像に含まれるテキストを認識できません。
画像よりもテキストの割合を多くし、テキスト文章だけでテーマの内容が理解できるようコンテンツを作成しましょう。
適切なHTMLタグでマークアップする
見出しであればhタグ、段落であればPタグ、項目などの箇条書きであればul/ol/liタグなど正しい使い方でマークアップしましょう。特に、titleタグに差し込むキーワードは検索結果に直結するので、慎重にキーワードを選びましょう。
W3Cの仕様に沿ってマークアップするには、W3Cが運営するHTML文書の文法チェックツール「The W3C Markup Validation Service」を活用しましょう。
URLを正規化する
URLを正規化するには、WebサイトのURLのwww有無、index有無を考慮します。例えば、wwwありなしのいずれかに統一してURLを正規化する場合は、基本的に301リダイレクトを使用します。
また、合わせてcanonicalタグを記述したり、サーチコンソールで使用するドメインを指定することもURLを正規化するうえで必要です。
辻本
XMLサイトマップを設置する
XMLサイトマップを設置するには、作成したsitemap.xmlファイルをFTPでアップロードしたり、WordPressであれば専用のプラグインを活用します。
WordPressの場合は「Google XML Sitemaps」のプラグインを導入し、XMLサイトマップを設置し、サーチコンソールでそのXMLサイトマップのURLを送信します。
辻本
画像のalt属性を記述する
alt属性について、Googleは以下のように公言しています。
画像のファイル名と alt テキストを最適化すると、Google 画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります。
画像のalt属性を記述するには、具体的かつ簡潔な文章でalt属性を記述しましょう。
HTTPS化(SSL化)する
HTTPS化(SSL化)について、Googleは以下のように公言しています。
サイトのコンテンツを問わず、ユーザーによるウェブサイトへの接続を保護するために、HTTPS を導入することをおすすめします。
サイトを保護して、ユーザーが安全にコンテンツを利用できるようにしておきましょう。
・テキスト中心のコンテンツを作成する
・適切なHTMLタグでマークアップする
・URLを正規化する
・XMLサイトマップを設置する
・画像のalt属性を記述する
・HTTPS化(SSL化)する

最後に

以上、SEO対策の概要と上位表示させるための3つの方法ついてご紹介しました。
辻本
SEOでお困りのことがあれば、ぜひ以下の記事からサービス詳細をご覧の上、LINEにてお気軽のお問い合わせください。

「ノマド家」は、湘南に拠点を構える、業界最大手のフリーランス専門シェアハウスです。
エンジニア・デザイナー・マーケター・動画クリエイターなどのWeb系フリーランスが入居しています。
同業のフリーランスと仕事や人脈、ノウハウをシェアし合いながら働きたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください!