PC・HDDのデータ復旧方法

スマホのデータ復旧方法は?故障原因別に復元方法を解説

「スマホを落としてSDカードが故障してしまった」
「操作ミスでメールやメッセージを誤削除してしまった」
「iPhoneが水没して壊れた」

スマホのデータが何かの拍子で消えてしまうことがあります。仕事の重要なデータや家族写真など、大切なデータを復元したい時はデータ復旧サービスの利用をおすすめします。

この記事では、スマホデータの故障原因や初期対応、スマホのデータ復旧におすすめのソフトや業者をそれぞれ厳選してご紹介します。

スマホデータの主な故障原因と初期対応

論理障害:スマホに外的な故障がない場合

論理障害とは、操作ミスによるメール・メッセージの誤削除、ソフトウェアアップデート中に電源が切れてシステムが故障、ウイルスが感染するなどによってデータ障害が起こることを指します。スマホに外的な故障がないことが特徴です。

スマホに論理障害が発生すると、データの紛失に加え、再起動ループやフリーズが起こるなどの症状があります。

スマホの論理障害であれば、データ復元ソフトなどを用いて、自力でデータを復元できる可能性があります。データ復元ソフトを利用することで、データ復元業社に依頼するよりも安くデータを復元できます。

一方で、ソフトの操作方法を誤ると論理障害の症状が深刻化し、データ復旧率が下がります。もし、データ故障の原因が分からない方や、操作方法に自信がない方はデータ復元業社に無料相談されることをおすすめします。

物理障害:スマホに外的な故障がある場合

物理障害とは、落下などにより強い衝撃が加わったり、経年劣化が原因で不具合を起こしていたり、水没が原因でデータが故障することを指します。

論理障害とは異なり、物理障害があるスマホのデータ復旧は、ソフトなどを用いて自力で復旧することができません。データ復旧の難易度が非常に高く、専門の設備や技術が必要になります。

物理障害があるスマホにおいては、速やかに電源をオフにし、スマホやストレージへの通電を止めましょう。通電によるデータ故障の悪化を止めた上で、業者に依頼されることをおすすめします。

スマホのデータ復旧・復元方法

スマホのデータ復旧方法は「データ復旧ソフトを活用する」「データ復旧業者に依頼する」の2択です。

メリット デメリット
データ復旧ソフト ・復旧コストを抑えることができる(1万円前後)
・自力で復旧できる
・失敗すると復旧率が下がる
・復旧までに時間がかかる
・物理障害には対応していない
・ソフトによって機能制限がある
データ復旧業者 ・データ復旧率が高い
・物理障害や重度の論理障害にも対応している
・データ復旧作業を丸投げできる
・無料で相談できる
・復旧コストが高い
・業者の技術力にばらつきがある

データ復旧ソフト・アプリを活用する

スマホに外的な故障がない論理障害であれば、データ復旧ソフトやアプリを用いて、自力でデータを復元できる可能性があります。

データ復旧ソフトとアプリの違いは以下の通りです。

データ復旧ソフト:パソコンにソフトをダウンロードし、スマホと繋げてデータ復旧を行う。画面が付かないスマホのデータ復旧も行える。

データ復旧アプリ:スマホにアプリをダウンロードし直接データ復旧を行う。

データ復旧ソフトもアプリも、大まかなデータ復旧方法は同じです。まずはソフトやアプリをダウンロードし、復元したいデータを選択してファイルのスキャンを行い、復旧できるデータが検出されたらデータ復元を開始するといった手順になります。

なお、データ復旧ソフト・アプリの注意点として、数回試してもデータを復元できない場合、復旧作業をすぐに止めましょう。データ復旧作業をくり返す度に、不具合が悪化しデータ復旧率が下がってしまうからです。自力での復元が難しいと判断したらすぐにデータ復旧業者に相談するのが得策です。

データ復旧業者に依頼する

スマホに外的な故障がある物理障害であれば、自力でのデータ復旧は難しいです。データ復旧の難易度が非常に高く、専門の設備や技術が必要になるので、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。

また、論理障害においても自力で対応して症状が悪化すれば、データ復旧率が下がり、より高い復旧費用がかかります。

「スマホのデータ復旧率をできるだけ高めたい」「すぐにスマホのデータを復旧させたい」という方は、初めからデータ復旧業社に依頼することをおすすめします。

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スマホのデータ復旧におすすめの業者

デジタルデータリカバリー | 依頼の約80%が48時間以内に復旧

デジタルデータリカバリー』は、国内売上14年連続No.1のデータ復旧業者です。ハードディスクやサーバー、パソコン、スマホ、USBなど、軽度データ障害から重度物理障害まであらゆる機器に対応しています。

デジタルデータリカバリーでは、365日24時間電話受付を行っており、突然の故障にも対応可能です。復旧スピードもかなり早く、依頼の約80%が48時間以内に復旧しているようです。

注意点として、成功報酬制の料金体系となっていますが、症状によっては別途作業費が発生することがあります。完全成果報酬型ではない点注意が必要です。

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スマホのデータ復旧におすすめのソフト2選

Recuva | 無料でスマホのデータ復旧ができるフリーソフト

Recuva』は、無料でスマホのデータ復旧ができるフリーソフトです。

一般的な無料のデータ復旧ソフトであれば、ファイルのスキャンまでしかできなかったり、データ復旧できる数に上限がある場合がほとんでですが、Recuvaでは有料ソフトと同等のリカバリー機能を無料で利用できます。

EaseUS Mobisaver | Android・iPhoneのデータ復旧に対応

スマホのデータ復旧を高確率で行いたい方は『EaseUS Mobisaver』がおすすめ。

税込で8,000円ほどの料金がかかりますが、スマホに入っている画像や動画、メール、音楽ファイルなどの全データ形式を、容量制限なくデータ復旧できます。Android・iPhoneのデータ復旧に対応しています。

まとめ

スマホのデータが故障してしまう原因や、適切なデータ復旧方法について解説しました。

スマホに外的な故障がない論理障害であれば、データ復旧ソフトなどを用いて、自力でデータを復元できる可能性があります。一方で、外的な故障による物理障害であれば、自力でのデータ復旧は難しいです。

論理障害においても、データ復旧ソフトの操作方法を誤ると症状が深刻化し、データ復旧率が下がるので注意が必要です。

「データの復旧率をできるだけ高めたい」「すぐにデータを復旧させたい」という方は、初めからデータ復旧業社に依頼することをおすすめします。