辻本
履歴書というと、就職や転職活動の際に必要なもので、フリーランスにとっては無縁のものだと感じる方が多いと思います。
しかし、実際はフリーランスの経歴を知りたいと考えるクライアントはたくさんいて、業務委託契約でも履歴書の提出を求められることがあります。そこでこの記事では、フリーランスの履歴書の書き方についてご紹介します。
履歴書をダウンロードする
まずは履歴書をダウンロードしましょう。ダウンロードは、リクナビNEXTの『履歴書・職務経歴書テンプレート(Excel・Word)無料ダウンロード』がおすすめです。
テンプレートがかなり豊富なので、自分の経歴に適したテンプレートをダウンロードすることができます。
フリーランスが履歴書に書くべき項目
それでは、順に見ていきましょう。
基本情報
基本情報には、氏名、生年月日、性別、現住所、連絡先、本人証明写真の6項目あることが一般的です。氏名や住所の読みにふりがなと書かれていれば平仮名で書き、フリガナとあればカタカナで記入します。
証明写真は特に明確な基準はありませんが、フリーランスはラフな格好になりがちなので、証明写真を撮影する日だけフォーマルな服装にすることをおすすめします。
職務要約
次は学歴・職歴の欄です。就業経験がある方は、学歴→職歴→フリーランス歴の順に書いていくことになるかと思います。
開業届を提出して、フリーランスとして活動している場合、必ず開業日を明記するようにしましょう。開業手続きをしたという事務的な処理の面で、一定の信頼を置けるという見方ができます。また、フリーランスとしてどのような事業をしているのかも端的に明記しましょう。
業務実績
履歴書によっては、これまでの業務実績を記入する欄があります。別途、職務経歴書やスキルシートを用意しない場合は、経歴欄に簡単に記入するようにします。
令和2年2月 フリーランスエンジニアとして独立「屋号:〇〇制作」
【職務内容】
Webディレクション・デザイン・コーディングの受託制作
【実績】
株式会社〇〇のコーポレートサイト作成(言語:〇〇 期間:〇営業日)
株式会社〇〇のWEBコンサルティング(期間:〇か月)
資格
自己PRに繋がる資格を持っている方は、必ず明記しておきましょう。一見、業務と関係なさそうな資格でも、記入しておくことで話題が広がったり、仕事の幅が広がる可能性があります。
ただし、〇〇3級など比較的難易度の低い資格は省略してしまっても大丈夫です。
志望動機
志望動機はフリーランスが履歴書を書く際、最も注意して書かなければいけない項目です。なぜなら、採用担当者からすると、フリーランスからの応募はスキルが足りず収入が不安定だから応募したという頼りない印象を持たれやすいからです。
なので、スキル面と実績をアピールしつつ、金銭面以外の目的もあって応募していることを志望動機で伝えましょう。また、責任感のある性格もアピールして、採用担当者に納期を守ってくれそうだなと思われるとベストです。
自己PR
採用担当者はフリーランスに対し、即戦力として活躍できるかのというスキル面と、組織やチームとして気持ちよく働くことができるかという性格面、報連相が適切でスムーズなコミュニケーションがとれるのかという点を重要視します。
事前に企業の募集要項を読み込んで、どのようなスキル・スタンスを持った人物を望んでいるか把握した上で自己PRを考えましょう。
また、面接の際は履歴書の情報をもとに質問されるので、どの部分を深掘りされたいか、深掘りされた際はどのように切り返すかしっかりイメージしておきましょう。
最後に
以上、フリーランスの履歴書の書き方ついてご紹介しました!
現在サラリーマンの方で、これからフリーランスになるための準備を始められる方は、以下の記事をステップ①から順に実践されることをおすすめします。
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