確定申告や決算は、税理士に依頼することで楽に行えますが、依頼料は安くても10万円以上になってしまいます。
必要最低限の出費で、個人で確定申告をしたい方はクラウド会計ソフトの利用をおすすめします。クラウド会計ソフトとは、従来型の会計ソフトのようにインストールして利用する必要がなく、クラウド上にデータを保存していつでもどこからでも帳簿できます。
そこでこの記事では、数あるクラウド会計ソフトを徹底的に比較し、おすすめのクラウド会計ソフトのみを厳選して3社ご紹介します。
比較検証は以下の3項目について行いました。
①月額料金・初期費用・初年度キャンペーン
②サイト・アプリの利便性(ツール・機能の豊富さ)
③ユーザー数・ユーザーの口コミ良好度
フリーランスにおすすめの会計ソフト3選【2022年7月最新】

フリーランスにおすすめのクラウド会計ソフトは以下の3つです。
それでは、順に見ていきましょう。
やよいの青色申告オンライン | 初年度無料で利用できる人気の会計ソフト

おすすめ度 | |
---|---|
運営会社 | 弥生株式会社 |
プラン | セルフプラン / ベーシックプラン / トータルプラン |
料金 | 初年度無料 ※次年度8,800円/年 |
サポート | 電話 / メール / チャットサポート |
『やよいの青色申告オンライン』は、簿記の知識がなくても、日付や金額などを入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿を自動で作成できます。
初心者にもわかりやすいシンプルな機能とデザインで迷わず操作できるので、初めて青色申告で確定申告するフリーランスに人気です。
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/
銀行明細やクレジットカードなどの取引データを連携しておけば、自動で仕訳してくれるので入力の手間がかなり省けます。
辻本
・連続23年売上実績No.1
・インストール不要ですぐに使える
・セルフプランであれば初年度の利用料が無料
・スマホからでも簡単に記帳できる
\初年度0円キャンペーン実施中/
やよいの青色申告オンラインの口コミ・評判
圧倒的オススメの会計ソフトですが、取引先の方からオススメされた「弥生会計オンライン」、これ凄くいい!1年間無料で使えて、2カ月間は電話サポートもあり!仕訳も簡単だし、各帳簿も自動入力でらくらく!
freeeさんも比較検討したけどこっちの方が分かりやすかった◎— よねだ✳︎合同会社Reb (@69pkc) June 17, 2021
確定申告のためにライター仲間に教わった弥生オンラインを登録して、少しだけつついてみた。「今年はじめて」ボタンを押したらあちこち指示が出てすごく親切!おお、これは本当に使いやすいね。勢いであれこれやってしまおうかと思ったけど、ライティングの締め切りがわんさかなのでまた後で💦
— まあち (@march_320) February 12, 2020
2年間弥生会計オンライン使ってきて特に問題ないし慣れちゃった。来年も弥生で継続していこうかな。サポートが厚いから初心者でも安心できた(´∀`*)
— ゆーみ🏠 (@coo12450) December 27, 2018
会計freee | クラウド会計ソフトとして業界No1の実績と知名度

おすすめ度 | |
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運営会社 | freee株式会社 |
料金(個人) | スターター980円/月 / スタンダード1,980円/月 / プレミアム3,316円/月 ※年契約 |
料金(法人) | ミニマム1,980円/月 / ベーシック3,980円/月 / おまかせパック29,800円/月 ※年契約 |
主な機能 | 確定申告書類の作成 / 申告書類の提出 / 見積・請求書・納品書作成 / レシート写真の読み取り / 入金・支払管理レポート / チャット・メールサポート |
『freee』は、フリーランス向けのクラウド会計ソフトとしては最も知名度があり、ユーザーの満足度も高いサービスです。
自分もfreeeのスタータープランを約3年ほど利用していますが、銀行口座やクレジットカードと同期しておくと、データが同期され勘定科目や金額を入力する手間が省けてとても助かっています。
辻本
1回5万円以下の料金で、帳簿の修正はもちろんのこと、freeeの使い方や確定申告について丁寧に教えてくださったので、問題なく確定申告を終えることができました。
プランが3つあって迷いますが、基本的に売上が1,000万円に満たないフリーランスの方は、スタータープランがおすすめです。
・簿記の知識がなくても帳簿できる
・領収書を画像で読み込んで帳簿できる
・入出金明細を読み込み自動仕分け
・経理作業を行えば記帳が自動化される
・POSや電子マネーと連携できる
・慣れるまでは時間がかかる
\スマホひとつで確定申告/
freeeの口コミ・評判
前はずっとfreee使ってて、でも年間料金高いしな〜どうしようかな〜ってマネーフォワード使ってみたけど、やっぱ断然にfreeeが使いやすいなぁ。
確定申告どうしよう。freeeに戻すか・・・— 立花和紗@『命の唱』Pの人 (@kazusa_pyon) February 21, 2019
freee使いやすい。クレカの入力も終わった!あとは、同期できなかった過去3ヶ月より前の口座を手で入れるだけかな。これなら毎日レシート入れるのも苦じゃないかもしれん。マジで使いやすぎてこれでできてるのか不安になる。経理はこれで行けそうだが、あとは確定申告ができるかだな。
— うな丼 (@saboteur6601) January 4, 2020
確定申告、今回freee初めて使った。国税庁のサイトやMFクラウドも比較したけど、freeeがめちゃ簡単でびっくりした
— OKIYUKI (@okiyuki99) February 21, 2019
MFクラウド | 機械学習によって仕訳入力を自動化できる

おすすめ度 | |
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運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
料金(個人) | パーソナルミニ800円/月 / パーソナル980円/月 / パーソナルプラス2,980円/月 ※年契約 |
料金(法人) | スモールビジネス2,980円/月 / ビジネス4,980円/月 ※年契約 |
キャンペーン | 全プラン30日間の無料お試し |
サポート | メール / チャット / 電話 |
『MFクラウド』は、銀行・クレジットカード・電子マネー・POSレジなどの外部サービスや、給与計算、請求書、経費精算などのマネーフォワードクラウドのサービスと連携することで、仕訳入力を自動化させることができます。
取得した明細は、機械学習によって適切な勘定科目が提案されます。勘定科目が間違っていても、訂正した勘定科目を人工知能が学習し、次回似た明細を取得した際は正しい勘定科目が提案されます。これらの機能で仕訳入力がどんどんラクになります。
出典:https://biz.moneyforward.com/
辻本
『MFクラウド』は、個人事業主用と法人用にプランが分かれています。すべてのプランに30日間の無料お試し期間があるので、実際に使ってみて検討できます。
・取引明細を自動取得
・帳簿/レポートの自動作成、決算書作成機能がある
・金融機関以外にもクラウドソーシング・決済・POS・ECサイトなどと連携できる
・安心のセキュリティ(プライバシーマーク/TRUSTe)
・会計ソフト3社の中で一番料金が高い
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MFクラウドの口コミ・評判
■会計ソフト
MFクラウド会計を使っています。税理士さん用のアカウントも作れます。会計の知識がある人は直感的なfreeeより使いやすいと思います。(数年前の話なので今は知りませんw)金額浮かせたい場合は月額会員になって使う月以外は解約しておく技も多分使えるはず(笑)
— S氏@アフィ×無在庫×🇮🇹転売 (@88odbivoyRose) January 3, 2021
オンライン(クラウド)の会計ソフトを一通り試したが、MFクラウド会計がおすすめ。基本的な複式簿記のインターフェイスと補助勘定が使える。(freeeだと違算や仕訳の間違いに気が付きにくい。)移行に対応している他の会計ソフトの種類が多くて、移行時の設定が簡単。
— 青鬼くん(ざんねんなおっさん改め) 0.6 (@ja6mmx) June 26, 2017
今週MFクラウドの環境設定が少し進んだんだけど、一部の機能しか使ってない今で既にかなり便利だ。入出金確認に毎日取引銀行分のネットバンキングにログインしてたのは小さなペイン。MFはAPI連携したIB口座を一元管理できる。実際に使うと改めて効果の高さを実感するな。
— たかひろ@アトツギベンチャー (@takahiro1226s) May 25, 2020
クラウド会計ソフトで記帳するメリット

フリーランスがクラウド会計ソフトで記帳するメリットは以下の3点です。
それでは、順に見ていきましょう。
口座やクレジットカードと同期できる
クラウド会計ソフトは、普段使っているキャッシュカードやクレジットカード、銀行口座と同期することができます。
そして、それらの取引記録を自動で会計ソフトが取得し、勘定項目も推測した上で半自動的に帳簿してくれます。
例えば、出張で新幹線を利用しクレジットカードで切符を購入した場合、会計ソフトを開くと勝手に「旅費交通費」の勘定科目に振り分けられます。
自動的に勘定科目を表示
前述の通り、同期しているクレジットカードや銀行口座から取り込んだ明細データに対して、会計ソフトが保有するビッグデータと機械学習によって勘定科目を自動的に表示してくれます。
辻本

また、一度勘定科目や補助科目などを手動で登録すれば、次回以降、同じ相手先の明細データを取得した際に、同じ勘定科目や補助科目が呼び出される機能もあります。これらをうまく活用すれば、ほぼ自動で経理処理ができます。
データをオンラインで管理できる
クラウド会計ソフトは、サービス提供者が管理するサーバー上で稼働しています。そのため、インターネットに繋がっていれば、MacやWindowsをはじめとしたPC、スマホからいつでも帳簿することができます。
また、税理士に帳簿を確認してもらう際も、アカウントを共有すればすぐにフィードバックしてもらうことができます。
最後に

以上、フリーランスにおすすめの会計ソフトである、freee・MFクラウド・やよいの青色申告オンラインについてご紹介しました。最後までご覧いただきありがとうございました。
・クラウド会計ソフトは、キャッシュカードやクレジットカード、銀行口座と同期できる
・同期した明細データは機械学習によって勘定科目を自動的に表示してくれる
・インターネットさえあればいつでも帳簿できる
・税金や確定申告の知識が浅い方は会計freeeがおすすめ
フリーランスが必ず知っておくべき税金のルールについて知りたい方は、以下の記事をステップ①から順に読まれることをオススメします。
- フリーランスが支払うべき税金の種類
- 正しく節税する方法
- 確定申告(青色申告)の方法
- フリーランスに人気の会計ソフト
- 請求書や源泉徴収、領収書のルールについて
- インボイス制度(消費税)の概要
- 節税に有効な法人化のタイミング
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